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私の仕事。

私、職場に行くと、少しだけ惨めな気もちになるのです。

「なんのこっちゃ」な書き出しですみません。


今働いている会社はかなり特殊な業界に属していて、
働いている正社員の方は、理系の学部を大学で専攻されていた方ばかりです。

社員の方の学歴(学歴=すごいとは思いたくはないのですが、やっぱり少し意識はしてしまう私)も国内指折りの大学ばかり。

そんな会社のとある部署で、私はパートとして働いています。


私は生粋の文系人間で、理系科目は一通り苦手でした。
高校も英語コースのあるところに通っていたので、理系科目は最低限の履修で卒業。
大学は中国語専攻で、同様に理系は華麗にスルー。

とにかく、「数学」とか「物理」とか聞くだけで鳥肌立っちゃうタイプの人間というわけです。


そんな私が今の会社で発揮できることがあるとすれば、語学力。
グローバルに展開している会社なので、英語は活かせるだろうと入社しました。


ところが蓋を開けてみれば、部署のみなさん普通に英語ができる。
ただの”英会話”なら外国人夫を持つ私の方が得意な場合もあるけれど、
”専門用語飛び交う英会話”は「なんのこっちゃ」でしかありません。

みなさんが空気を吸うように読んでいる英語の論文もさっぱり・・・。

そもそも私リーディングがめちゃくちゃ苦手で。
TOEICも920点くらいは取れるしリスニングは満点なのだけど、リーディングを解き終わらずにいつも終わるタイプの人です。


語学って、本当にあくまでツールなんだな。

それを活かせるプラスアルファの強みがあって初めて価値が産まれるものなんだな。

そう痛感しました。



今部署でさせて頂いているお仕事の2割くらいは、英語を使うお仕事です。

でもそれ以外は「〇〇のピンチヒッター要因」であるとか、雑務一般を引き受ける「なんでも屋さん」です。
ちなみにパートは部署に私だけ。


部署のみなさんが本当に良い方ばかりで、子育て中の方もたくさんいるので、子どもを育てながら働くのにはとてもありがたい環境です。

子どもの体調不良でお休みするときなんか、一度もイヤな顔をされたことがありません。

雑務もピンチヒッターも、ずっと嫌だな~と思ってやっているわけではないのです。
それで喜んで頂けたり、「良くやってくれている」という言葉をもらえると
頑張っていてよかったな~と嬉しくなります。




でも。
でも。
やっぱりさ。

「私じゃなくても、誰にでもできる仕事」をずっとやっていると、なんだか”私は取るに足らないいくらでも替えが効く人間なのかな”と思っちゃうんだよなあ。

この言葉で、「じゃあ私も取るに足らないっていうの?」とか「俺はどうなっちゃうんだよ」などと不快な気もちになった方がいたらごめんなさい。


「私にしかできない」
「私だかこそ伝えられるし、届けられる」
そんな何かがあるんじゃないかと思いながら、noteを始め、これまで続けてきました。


正直noteの世界でも、数多のnoterさんの文才に、心がへし折られそうになったことは数え切れません。

何千字でもさらっと読めちゃう軽快な文章を書かれる方、クスッと笑えるエピソードを面白味マックスで書かれる方、じんわり心に染みる文章を素晴らしい言葉選びで書かれる方…。


「私はその他大勢なんだな。」
そんな風にスネくれた気持ちになりながらも。



『一億人総発信時代』の今だからこそ、
社会の隅っこから飛び出して、”自分にしか発信できない何か”を発信していきたい。

そしてそれを仕事にしていくことだって、
私が可能だと思っていたらきっと可能なんだと。
そう思いながら今日もポチポチnoteを綴るのでした。




-------ここから先は、ただの近況報告。-------

実はここ数日、発熱、止まらない咳、だるさに打ちのめされていました。

保育園で娘が濃厚接触者だとわかったばかり。
検査も受けに行きましたが陰性。

(コロちゃん自体は怖いと思っていないのだけど、教員をしている主人の仕事に大いに影響するのでやはり敏感になる)

処方してもらう薬を飲んで熱は落ち着いたけど、咳はどうにも止まらない。

否が応でも昨年の同時期に発症した、
そして心身共に私をノックダウンさせる決め手となった肺炎を思い出しました。

歩くのも辛くタクシーで病院に行きながら、
「私って、なんて穀潰しなんだ」
と無意識で思った自分の思考の癖の根強さに驚きつつ、
今日、3度目の通院で点滴を受けてきました。


点滴を受けて数時間後、一気に元気になった私。

さっきまでのひどい咳と倦怠感が嘘みたい。

元気になると、つい調子にのってノートパソコンを広げたくなる。

呼び出すのはもちろんnote。

やっぱり書くのが好きなんだなぁ…。

眠れない夜更けにスマホでポチポチ編集しつつ思うのでした。

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