痛いが怖くてギュッと力が入っている体と心

今朝布団の上でストレッチをしながら考えていました。
(また考えてんのかい!)

右もも裏が痛いと思って右足ばかりストレッチをしていたけど、足を開こうとすると股関節は左の方が痛い。

「あー左のここが痛いなー」

そう思い、寝ながら足をひし形に開いてまげていました。

ずっとそうしていたら少し緩んできて、右側に力が入っていることがわかりました。

少しずつ右の力を抜くと、ふーっと緩んで右側が下がる感じがしました。

実は先日、エスカレーターで後ろに立っていた娘から

「右の肩が上がっている」と言われたところ。

体が歪んでいるだろうとは思っていましたが、どうなっているのかはわからなくて、自分でできる歪みチェックをしてみました。

そうしたら、骨盤の右側が上がっているみたい。だから右肩が上がっていたのかな。


どこから始まったのかはわかりませんが、何かをかばうように右に力が入っていたのかもしれません。


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痛いのは嫌です。痛いは避けたいです。

一度痛い思いをすると、ギュッと力を入れて縮こまります。

痛みが薄まってきても、痛いのを覚えているといつまでもギュッと力を入れてしまいます。そうやって力を入れ続けることで、余計に治りにくかったり別の不具合も出るかもしれません。



心も同じなのかな。

そんな気がしました。


一度悲しい思い、辛い思いをして傷つくと

また痛くなるのが怖くて、ギュッと心を縮こませてしまう。


その出来事はもう過ぎ去ったのに、いつまでも覚えていて怖くて

心を縮こませたままになる。

そうすると、いつまでも怖いを忘れないし

縮こませていることによって、新たな不具合も起きてくる。


だからどうしたら、っていうのはわからないんですけど、

体も心も、同じなんだなーと感じ

体から何かを教わることができるかも、と思いました。


無理やりグイグイ伸ばしても、余計に治らないし
ここが悪い!と思っていたところとは別のところが原因だったかもしれないし
原因と思ったそこだって、何かからつながってそうなったかもしれないし

全体に、ゆるゆるすこーしずつ緩めていって
体全体の力が抜けて、緩めることができた時、痛かったところも少し治っていたり。


心も同じだったら

無理になんとかしようとしてもダメだし
悪者探しをしていてもダメだし

すこーしずつ、緩めて心の力が抜けた時

何かが少し変わっているかもしれない。


今日はそんなことを思っていました。




以前首を痛めて、寝るのも辛くなった時、初めてカイロプラクティックに行ったことがありました。その人だけがやっていることなのかよくわからないんですが、何か透明の小さな棒状のものを握って何かをする、ということをしました。(自分でもなんだかよく分からないんですけど)

それをする前に、首が一番痛かった時のことを思い出してくださいと言われ、私は眉間にしわをよせ、その感覚をありありと思い出しました。

そして何かを握って何かをした後、もう一度思い出してくださいと言われました。ところが、思い出せないんです。もうびっくりでした、あれ?という感じでできないんです。

もちろんちゃんと施術をして、だいぶ楽になったのですが、あれは不思議な体験でした。

痛みを思い出し続けることが、回復に影響しているということなんでしょうか。

大したことをしていないようなのに、お風呂上がりのような気持ちよさがあり、何回か通ったのですが、残念ながらその方はそこを辞めてしまい、施術を受けることはできなくなってしまいました。


なんとなーく今日思った、痛み、体、心のことでした。


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