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王様の散歩道「クングスレーデンを歩く」①〜旅はキッカケから始まるのだ!

先日ボーッと考えごとをしていました。
内容はというと…
私って何カ国くらい海外トレッキングしたんだっけ?
そもそもキッカケってなんだったっけ?

ふむ。

思い起こせば、初の海外トレッキングはペルーの「インカトレイル」でした。そのキッカケとなったのは、前の年に行った屋久島縦走で起こったハプニングから。
だいぶ前にnoteにちょこっと書いていた記事を発見したので、それがこちらです。

そこから毎年のように遠征を重ね、今に至るわけですが、そもそも「インカトレイル」というものが存在することすら知らなかったはずなんですよね。

そうなんです。
その存在を教えてくれた本があって、その本を読み、心がざわつき、海外のトレイルを歩いてみたい!魂にボムっと火が付いたのでした。こちらです↓

実はそのときに「もう一ヶ所歩いてみたい、いや絶対行く!」と決めた場所があって、それがスウェーデンのクングスレーデン(別名:王様の散歩道)というトレイルです。

クングスレーデンは、スウェーデン北部のラップランド地方にあり、全長なんと南北440kmに及ぶトレイル。そのほとんどが北極圏に位置し、かの有名な「ナショナル・ジオグラフィック」が2014年に選んだ「World's Best Hikes: 15 Classic Trails」にも選ばれるほど、美しいコースなんです。

冬はノルディックスキーのコースにもなってます

ラッキーなことに、姉はスウェーデンに住んでるし〜
ヨシヨシおんぶに抱っこで歩けちゃったりするんじゃね!

と邪な気持ちを持ったわたしですが…

姉には「私はそんなとこ嫌だ、歩きたくない!」と一蹴され、最終的に甥っ子と一緒に歩くことになったのが2014年の夏のことでした。

このコースの中で有名なのが、北にあるアビスコから南下して、途中にあるシンギから東へ左折。スウェーデン最高峰ケブネカイゼの裾野を歩き、ニッカルオクタへ抜けるルート。

狐ちゃんマークで有名なアウトドアブランド「フェールラーベン」が主催している「フェールラーベン・クラシック」が使用しているコースが、ここです。

さて私たち。
「せっかく行くなら情報も多い、そのコースだわね」と思いきや、姉から「あんたが行く時は、その大会があるから激混みだわよ、コース変えなさい」と鶴の一声。

すったもんだの挙句、決まったルートがこれです。

ニッカルオクタを出発し、西に進みシンギへ。
シンギから北へは行かず、南へ下り目指すゴールはバッコタバーレまでという、全長約70kmのコースでした。


旅だけじゃなく、いろんなことが進んだり決まったりするには、キッカケがある訳ですが、「この旅をするキッカケって何だったっけ?」と立ち返ると、案外面白いかも知れません。

今だったら、こうはしないよとか、ここには行かないだろうなーと思うこともありますが、その時はそれが英断だと思い実行するんですよね。

さて甥っ子との珍道中、長くなるので今日はこの辺りにしておきますね。
続きは次回に〜〜


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