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いつもひとりだった。朝も昼も夜も。

いつもnoteをお読みいただきありがとうございます!今月のテーマは「孤立」です。今回はかつて外国にルーツを持つ子どもだったある女性のエピソードです。

ローサさんは9歳の時にペルーから母親に連れられて来日しました。家の近くの小学校に入学するも、学校では日本語の教科書を渡されただけで、9歳の自分が一人で勉強するにはとても難しいものだったと言います。

友だちとのコミュニケーションもなかなか取れず、学校を休みがちになりました。

当時、母親はシングルマザーで朝から晩まで働き、学校のことを相談したかったけれど、「自分のことで負担をかけてはいけない」と思い、なかなか相談できずにいました。

中学生になって、勉強も難しくなり授業は全然わからなくなりました。そして、ますます学校を休みがちに。母親はいつも仕事、学校に行かず、友だちもおらず、ローサさんは次第に孤独を感じるようになりました。

その後、夜間の高校にはなんとか入ったものの、やはり日本語の壁が高く、周りにも馴染めず、一ヶ月で中退。中退後はいろいろな職場を転々として暮らし始めました。

「いつもひとりだった。朝も昼も夜も。さびしかった。」

彼女が子どもだった時、周囲からのサポートはありませんでした。どれほどの孤独を感じたでしょうか。

令和3年文部科学省が実施した「外国人の子どもの就学状況等調査」によると、不就学の可能性があると考えられる外国人の子供の数を単純合計すると10,046 人となると記載されています。

また、日本では、外国人の子どもは、義務教育へ希望すれば就学が認められます。しかしながら、就学義務はありません。学齢相当の外国人の子供に係る学齢簿の作成を行なっていない教育委員会もあり、義務がないので、把握が難しい状態になっています。

ローサさんのように孤独を感じている子どもが、もしかしたら今この記事を読んでいるみなさんの周りにもいるかもしれません。

ローサさんは現在30歳となりました。今、私たちと出会ったことをこう言ってくれます。

「いつも連絡くれるよね。元気?とか。何かあったら家にも来てくれるし。うれしいです。子どもたちもみんなになついてる!」

家庭訪問を通して信頼関係を積み重ねます。

今は家庭を持ち、子育てに大忙しのローサさん。あの時のような孤独を子どもたちには感じてほしくないと言います。私たちはローサさんと共に子どもたちが孤独を感じず、健やかに成長できるように、共に歩もうと思っています。

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