佐平荘具

気が向いたときに投稿しています。主に小説の感想を書いています。

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記事一覧

『海の見える街』

畑野智美さんの作品。 海の見える街の図書館と児童館で働く職員の物語。 日野さんと弟の漫画の管理の仕方が、面白いと感じた。 松田さんが山崎さんにきちんと叱った場面…

佐平荘具
3日前
1

『古本食堂』

原田ひ香さんの作品。 滋郎が亡くなって古書店を引き継いだ妹の珊瑚と、滋郎の姪の娘の美希喜。さまざまな人が古書店を訪れる。 「美希喜」という名前に「いろんなものを…

佐平荘具
3日前

『猿の悲しみ』

樋口有介さんの作品。 過去に同級生を殺害してしまった前科を持つ風町サエは、羽田法律事務所で働いている。 ある日殺人事件が起こり、サエは調査をしていく。 サエが同…

佐平荘具
3日前

『さらば、男性政治』

三浦まりさんの著書である。 女性の場合、都道府県議会議員から国会議員になるキャリアパスが標準となっていないことを初めて知った。 母親罰、ケア罰という言葉が印象に…

佐平荘具
3日前

「追いつめられて」

1987年公開の映画。 ケビン・コスナーやジーン・ハックマンらが出演している。 国防長官が愛人のスーザンを殺害してしまう。スーザンと恋愛関係にあったトムは、このまま…

佐平荘具
9日前

「ココ・アヴァン・シャネル」

2009年公開の映画。 監督はアンヌ・フォンテーヌで、オドレイ・トトゥらが出演している。 世界的なファッションデザイナーであるココ・シャネルの物語である。 叔母の肖…

佐平荘具
9日前
2

「ラストサムライ」

2003年公開の映画。 トム・クルーズや渡辺謙、真田広之らが出演している。 アメリカ人のオールグレンは、軍隊育成のために来日する。一方、日本人の勝元は天皇への忠義心…

佐平荘具
9日前

『神さまを待っている』

畑野智美さんの作品。 文具メーカーの派遣社員として働いていた水越愛は、退職して借りていた家も引き払う。 雨宮のように何度も連絡してくれる人は迷惑かもしれないが、…

佐平荘具
9日前
1

『推定脅威』

未須本有生さんの作品。未須本さんの作品は初めて読む。 未須本さんの経歴を見ると、「大手メーカーで航空機の設計に携わる」と書かれていた。飛行機の専門的な用語が多く…

佐平荘具
9日前

「羊たちの沈黙」

1991年公開の映画。 アンソニー・ホプキンス、ジョディ・フォスターらが出演している。 クラリスがレクター博士に会いに行くシーンは、観ているこちらまでが緊張した。 …

佐平荘具
9日前
1

「風とライオン」

1975年公開の映画。 ショーン・コネリーらが出演している。 ペデカリス夫人と2人の子供が誘拐され、ルーズベルト大統領は艦隊をモロッコへ向かわせる。 ショーン・コネ…

佐平荘具
9日前
1

「アンストッパブル」

2010年公開の映画。 監督はトニー・スコットで、デンゼル・ワシントンらが出演している。 作業員のミスにより無人走行状態となった列車を止めようとする物語。 コニーが…

佐平荘具
11日前

『刑事さん、さようなら』

樋口有介さんの作品。 本庄署の警察官が何者かに殺されてしまう。本庄署警部補の須貝と西川口の韓国料理屋で働くヨシオを中心として、物語が進んでいく。 警察が手を回し…

佐平荘具
11日前

『崖の上で踊る』

石持浅海さんの作品。 株式会社フウジンブレードに恨みを持つ男女が、フウジンブレードの幹部たちに復讐をしていく。しかし、恨みを持つ男女の中から死者が出てしまい、事…

佐平荘具
11日前
1

『ヤスの本懐』

原宏一さんの作品。ヤッさんシリーズの5作目。 ヤッさんが東京からいなくなってしまい、タカオやミサキ、マリエは不思議に思う。 どうやら深刻な事情があるようで…。 加…

佐平荘具
12日前

「ミセス・ダウト」

1993年公開の映画。 ロビン・ウィリアムズやピアース・ブロスナンらが出演している。 ロビン・ウィリアムズの声帯模写の技術がすごいと思った。 ダニエルがミランダに電…

佐平荘具
12日前

『海の見える街』

畑野智美さんの作品。

海の見える街の図書館と児童館で働く職員の物語。

日野さんと弟の漫画の管理の仕方が、面白いと感じた。

松田さんが山崎さんにきちんと叱った場面が、とても良かった。

最後の場面が個人的に、とても嬉しかった。今後の続きが気になるところだ。

印象に残っている文

『古本食堂』

原田ひ香さんの作品。

滋郎が亡くなって古書店を引き継いだ妹の珊瑚と、滋郎の姪の娘の美希喜。さまざまな人が古書店を訪れる。

「美希喜」という名前に「いろんなものをよく見て、人の話をよく聞きなさい」と込められていると知って、とても良い名前だと感じた。

ボンディのカレーの描写がとても美味しそうだった。

本多勝一さん著『極限の民族』という本を読んでみたいと感じた。

印象に残っている文

↑の文章

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『猿の悲しみ』

樋口有介さんの作品。

過去に同級生を殺害してしまった前科を持つ風町サエは、羽田法律事務所で働いている。

ある日殺人事件が起こり、サエは調査をしていく。

サエが同級生を殺してしまった理由が、悲しかった。

サエが聖也に対して愛情を持って接しているが、聖也がそれをうっとうしく思っているのがこの年代の息子っぽいと感じた。

表紙の女性は最初サエを表しているかと思っていたが、段々と凜花のことを表して

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『さらば、男性政治』

三浦まりさんの著書である。

女性の場合、都道府県議会議員から国会議員になるキャリアパスが標準となっていないことを初めて知った。

母親罰、ケア罰という言葉が印象に残っている。

政治家はまず体力がないとダメだと改めて感じた。夏祭りの焼きそばや新年のもちをたくさん食べるというのが、大変そうだと感じた。

アンケートで「わからない」と答える人が多いのは、日本人らしいと感じた。

男性議員と女性議員で

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「追いつめられて」

1987年公開の映画。

ケビン・コスナーやジーン・ハックマンらが出演している。

国防長官が愛人のスーザンを殺害してしまう。スーザンと恋愛関係にあったトムは、このままだと自分が犯人にされてしまいそうになることに焦る。

トムが電話を切られて、電話機を無理やり取り外すシーンが面白かった。

デヴィッドが殺人をした後に悩んでいる姿が、とてもリアルな表情だと感じた。

サムが殺されてしまったのが悲しか

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「ココ・アヴァン・シャネル」

2009年公開の映画。

監督はアンヌ・フォンテーヌで、オドレイ・トトゥらが出演している。

世界的なファッションデザイナーであるココ・シャネルの物語である。

叔母の肖像画でダーツをしているのが面白かった。

なぜ「ココ」というあだ名であるのか、知らなかった。

シャネルが自分で服を上手く縫うシーンが印象に残っている。

運の良さというのは必要不可欠だと感じた。

「ラストサムライ」

2003年公開の映画。

トム・クルーズや渡辺謙、真田広之らが出演している。

アメリカ人のオールグレンは、軍隊育成のために来日する。一方、日本人の勝元は天皇への忠義心が強く、急速な改革を反対している。

トムクルーズの髭を生やした姿が、カッコいいと思った。

天皇との謁見は、ルールがいろいろあって緊張すると感じた。

オールグレンが日本語を徐々に覚えていく姿が、見ていてとても嬉しかった。

矢で

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『神さまを待っている』

畑野智美さんの作品。

文具メーカーの派遣社員として働いていた水越愛は、退職して借りていた家も引き払う。

雨宮のように何度も連絡してくれる人は迷惑かもしれないが、連絡しようとしてくれること自体がありがたいと感じる。

ナギやマユやサチ、山本さんといった人々の話を聞いて、辛くなった。

最後に愛が父に対してきちんと言うべきことを言えたのは、とてもよかった。

巻末の参考文献の量に驚かされた。

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『推定脅威』

未須本有生さんの作品。未須本さんの作品は初めて読む。

未須本さんの経歴を見ると、「大手メーカーで航空機の設計に携わる」と書かれていた。飛行機の専門的な用語が多く出てくるので、すごいと思った。

神階が倉崎にした仕打ちを知って、上司にいてほしくない人だと感じた。

沢本にとって明るい未来を感じさせる結末が良かった。

印象に残っている文

「羊たちの沈黙」

1991年公開の映画。

アンソニー・ホプキンス、ジョディ・フォスターらが出演している。

クラリスがレクター博士に会いに行くシーンは、観ているこちらまでが緊張した。

夕食を届けにきた刑務官を殺すシーンが、とても印象に残っている。

レクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスの演技がすごいと感じた。

「風とライオン」

1975年公開の映画。

ショーン・コネリーらが出演している。

ペデカリス夫人と2人の子供が誘拐され、ルーズベルト大統領は艦隊をモロッコへ向かわせる。

ショーン・コネリーは髭が似合うので、ベルベル人に扮しても違和感がないと思った。

ジョン・ヘイ役のジョン・ヒューストンは、「マルタの鷹」や「アフリカの女王」などの監督をしていたことを初めて知った。

ライズリーが1人で何人もの敵を倒していく姿が

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「アンストッパブル」

2010年公開の映画。

監督はトニー・スコットで、デンゼル・ワシントンらが出演している。

作業員のミスにより無人走行状態となった列車を止めようとする物語。

コニーが指示を出す様子が、とてもカッコよかった。

フランクが運行部長にクビにすると脅され、「とっくにクビですよ」と言うシーンが印象に残っている。

ウィルが怪我をしている状態で列車に飛び乗ったのがすごいと思った。

『刑事さん、さようなら』

樋口有介さんの作品。

本庄署の警察官が何者かに殺されてしまう。本庄署警部補の須貝と西川口の韓国料理屋で働くヨシオを中心として、物語が進んでいく。

警察が手を回して事件の真相を変えるというような記述があったが、果たして本当なのだろうか。

ヨシオはとても良い人で、友達になりたいと感じた。ヨシオの作った七草粥は、きっと美味しいのだろう。

夕美さんはミステリアスな人だと感じた。

印象に残っている

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『崖の上で踊る』

石持浅海さんの作品。

株式会社フウジンブレードに恨みを持つ男女が、フウジンブレードの幹部たちに復讐をしていく。しかし、恨みを持つ男女の中から死者が出てしまい、事態は急変する。

絵麻の過去の話を聞いて、自身の夢が絶たれてしまった辛さは想像を絶すると感じた。

石持さんはよくこのような話を思いつくなと感じた。

雨森が瞳のスマホのロックを解除した方法は、なるほどと感心した。

印象に残っている文

『ヤスの本懐』

原宏一さんの作品。ヤッさんシリーズの5作目。

ヤッさんが東京からいなくなってしまい、タカオやミサキ、マリエは不思議に思う。
どうやら深刻な事情があるようで…。

加寿子ママがマリエに対して掛けた言葉が、とても印象に残っている。

マリエが決めたお店の三つの約束が、良いと感じた。

大人数で予約して当日キャンセルとなったら、店側はとても大変だということを知った。絶対にやらない。

タカオがヤッさん

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「ミセス・ダウト」

1993年公開の映画。

ロビン・ウィリアムズやピアース・ブロスナンらが出演している。

ロビン・ウィリアムズの声帯模写の技術がすごいと思った。

ダニエルがミランダに電話をするシーンが、印象に残っている。特に「ワタシハ仕事デス」というキャラクターが、面白かった。

メレンゲパックで慌てて誤魔化す場面は笑った。