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一つ増えたら、一つ処分する。


ADHD_noteです。

今回は、一つ増えたら、一つ処分することについて書きたいと思います。
裏を返せば、”一つ処分したら、一つ増やす” ということです。



ADHDの多動・衝動性や、ASDなどの特性があると、
モノへのこだわりが強いために、
何かを収集してしまうという特性が強く出ることがあります。


これを続けてしまうと、
際限なくモノが多くなり、部屋やデスクの中、デスク周りなどが
散らかることになります。


最終的には、生活に支障が出てしまいます・・・。



そこで、
少しでもモノを増やしすぎず、日常を過ごしやすくするための、
ルール・考え方があります。


それが、
”一つ増えたら、一つ処分する”ということです。



処分するモノによって、
「一つ」を、”一つの単位” と言い換えて考えます。


ゴミを一つ。

書類(紙)を一枚。

ペンを一本。

あきびんを一つ。

空き缶を一つ。

ペットボトルを一つ、

CD・DVDを一枚。

封筒(中の書類を含む)一枚。

冊子(フリーペーパーなど)を一冊。

本を一冊。

雑貨を一つ。

ゴミ袋を一つ。

束ねた雑誌や新聞の束を一つ。

モノを詰めた段ボール箱を一つ。

家電を一つ。

家具を一つ。


・・・といった感覚です。


これは、
空間的な感覚、と言っても良いと思います。


たとえば、部屋の中に、ゴミがぎっしり詰まった45Lのゴミ袋が1つあったとして、それをゴミの日に出したとします。

すると、物理的に部屋の中の空間は、45Lゴミ袋一つ分が空いたことになります。

(※既に、部屋の中で生活できない(床が見えない、モノが積み重なっている)ほど、モノがあふれている場合などは、処分を優先して、モノを入れないようにします。)


前述のとおり、
”モノを処分するまで、新しい物を入れない”ようにするということです。


このようなシンプルなルールです。


ちなみに、”モノの処分”は、家(部屋や倉庫)の中から、外へ出した場合に限り、”一つ”としてカウントします。

たとえば、新聞や雑誌を部屋の隅などに一か所にまとめたり、45Lサイズのゴミ袋に、ゴミを詰めただけの状態で置いてあるだけでは、その時点では、家(部屋や倉庫)からは出ていない状態ですので、”処分した”とは言えません。


ちなみに処分というのは、純粋に”捨てる”だけではなく、
家(部屋や倉庫など)からモノが無くなっていればよいわけです。

たとえば、処分の一例として、

ヤフオクやメルカリなどネットで売る。

ブックオフなどのリサイクルショップやバザーに売る。

”ジモティー”などの地域コミュニティーなどで必要な誰かに譲渡する。

知人に譲る。

・・・なども含みます。


ちなみにCDや本は、
最近では音楽アプリやスキャナーでデジタル化(データ化)して、パソコンなどにデータとして保存してしまうことで、CDや本の”モノ自体”は売却、廃棄しても、情報だけを残すということができます。

これにより、部屋を占領していたスペースは、数十分の一、数百分の一に収めることができ(あるいは置いていたスペースすべてが空くこととなり)、単純な物量だけで考えれば、大きなメリットとなります。


今回は、整理整頓系、モノの数の話を書きましたが、
この分野はADHD(多動・衝動性)の私自身も本当に苦手としています。


ADHD当事者の方には、整理整頓がなかなか進まない方が多いと思いますが、できるところだけ、少しだけ、でも構わないと思いますので、このルールを活用していただけたらと思います。


”一つ増えたら、一つ処分する”

”一つ処分したら、一つ増やす”  


私自身も、普段から意識しつつ、引き続き実践したいと思います。


ちなみに画像は、不要なモノは、
”ゴミ箱へダンクシュート!”的な画像。

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像


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