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夫婦東南アジア旅Day10."古都Hoi Anへ"vol2. ~ホイアンの夜とグルメ~

ランタンに照らされるHoi Anの夜

ランタンに彩られるホイアンの夜はなんと幻想的な物でしょう。

日が暮れてきたので、トゥボン川の近くで開かれるナイトマーケットへ向かいます。

カラフルに光を灯すランタンと、しとしと降り注ぐ雨。
幻想的な光景です。

到着しました!ホイアンのナイトマーケット。


雨の中でもみんなカッパを被りながらナイトマーケットをオープンしています。


こちらのナイトマーケットは、お土産用の雑貨や小物がメインの様でした。


カラフルな可愛い小物達に、思わず足が止まります。


夜のホイアンを歩いていて思わずランタンが欲しくなってしまった私たち。
絶対日本に着くまでに壊しそう・・・という予感から購入を迷っていたのですが、ついに誘惑に負けてミニランタンをふたつ購入。

ランタンを買ってくれたから、ここで写真を撮ってあげるとお店の方に記念写真を撮っていただきました。

とっても良い写真。本当に記念に残る写真になりました。

ちなみにランタンを買わなくても、記念写真代を払えば写真が撮れる様でした。


ベトナム紙幣にもなった“日本人橋”


こちらはベトナム紙幣2万ドン札にも印刷されている観光名所「来遠橋(らいえんばし)」、別名「日本人橋」です。

ホイアンが貿易港として栄えていた時代、この辺りには数多くの外国の商人達が暮らしていたと言われています。

そんな中、日本人街と中国人街を繋いでいたのがこの石橋で、日本人によって建てられた様です。

ちなみにこちらが2万ドン札。

ベトナム人なら、知らない人はいないですね。


ちなみに橋は無料で通行可能となっており、観光客だけでなく今でも市民の日常生活に利用されています。

この橋の珍しいところが、橋の内部に祠があるという点。

祠への入場はお金がかかる様です。

また、橋の両側には猿と犬の木彫りの像が飾られていますが、これは申の年に橋の建設が始まり、戌の年に橋が完成したことを象徴しているらしいです。

是非そちらも併せてご覧になってみてください。

橋の真ん中から見た、ホイアンの街並みが綺麗です。

ランタンの灯った橋はなんとも幻想的で、日中とはまた違った、まるで異世界に迷い込んだような不思議な空気感がありました。


夜が深まるにつれ、鮮やかさを増すランタン達。


Hoi Anのグルメ"White Rose"(ホワイトローズ)

さて、お待ちかねの晩御飯は、ホイアン名物「ホワイトローズ」です。

この美しい名前に負けない美しい料理、プリップリの蒸し海老ワンタンなのです。

米粉で作られた薄い皮に、エビのすり身を包んで蒸したものに、カリカリのフライドオニオンがトッピングされています。

ホワイトローズを出すお店は何点かある様ですが、今回私たちは本家ホワイトローズの「White Rose Restaurant」へお邪魔しました。

これがとにかく絶品なんです。

とにかく皮の歯応えが良いのなんのって。

クニクニ、プリプリとしていて、食べたことのないレベルの美味しさです。

そして中の海老もプリップリ・・・

こちらのお店では、基本二人くらいでシェアするように大皿で出されますが、一瞬でなくなってしまいました・・・


美味しすぎてもう一皿頼もうか本気で迷いました。

というのもこちらの料理、実はホイアンでしか食べられないのです。

それもそのはず、実はホイアンには「バーレー井戸」という井戸があり、そこの井戸水でなければ美味しいホワイトローズを作ることができない様です。

今回私たちが訪れた「White Rose Restaurant」では、今でもこの井戸を使った伝統的な製法にこだわってホワイトローズを作っているそうです。

だからこそのあの食感・・・是非とも一度は味わっていただきたいです。


そしてなぜホワイトローズなんて上品な名前がつけられたかというと、お皿の上に並べられたこの美しい蒸し海老ワンタンが、白い薔薇のように見えたことに由来しているとか。

伊勢うどん?B級グルメ"Cao Lau"(カオラウ)


ホワイトローズですっかり食欲を刺激されてしまった私たち。

もう少し何か食べたい!と思い来たのがこちら。

バーレー井戸の水を使った、もう一つのホイアン名物が頂ける屋台です。


こちらもホイアン名物「Cao Lau(カオラウ)」です。

こちらはまるで伊勢うどんのような、ホイアンのB級グルメ。

ただ、伊勢うどんよりも麺にコシがあり、太めの麺がタレに絡んで食べ応えがあって美味しい!

トッピングは豚肉と、カリカリに揚げられた豚皮の様なものに、レタスや香草などの生野菜。

カレーのようなスパイスの風味も感じつつ、八角の入った甘ダレの様な風味もありつつ、この濃いめのタレが食欲をそそります。


テキパキとカオラウを作ってくれる屋台のおばちゃん。

おばちゃんの後ろ姿を見ながら、料理が運ばれてくるのを待つ。

良い時間です。


信じられないスコールと雷の中の帰宅

なんとホイアンへのデイトリップの締めくくりは、体験した事がないくらいの激しいスコールでした。

ホイアンを出る頃に強まってきた雨足。

バイクを停めて、カッパを被ります。

がしかし、カッパなどまるで意味をなさない猛烈な風と叩きつけるような雨。

文字通り頭の上でバケツをひっくり返され続けているかの様な雨です。


タイヤが滑らないようにゆっくりダナンへ向かいますが、地響きのような雷が・・・

帰るしかない私たちは、40分で来た道を2時間近くかけてダナンの宿へと戻りました。

最後の方は体が冷えすぎて、真冬のようでした・・・

"トラベルはトラブルだ"という言葉通り、こうしてまた忘れられない想い出が出来上がりました。

本当に無事に帰って来れてよかったです。


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