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【ご連絡】開発コンサルティング会社を卒業いたしました&本づくりのこと

10月に入りました。

所属しておりました開発コンサルティング会社のお仕事は、しばらく長期お休みを頂戴しておりましたが、そのまま9月末で卒業をさせていただくことになりました。

この会社には8年弱お世話になりました。

大学のときにアフリカ地域研究のゼミに所属してアフリカ地域研究と出会い、作家ベッシー・ヘッドを知ったのが90年代後半でした。初めてボツワナに行ったのが大学四年生だった1998年のこと。

エディンバラ大学アフリカ研究センターの修士課程を終え、実務の世界でアフリカに関わる仕事がしたいと願い、国際協力の仕事の道を探りました。
専門調査員の仕事でジンバブエに滞在し、その後はODA(政府開発援助)関連の契約の仕事をいくつかやりました。

開発コンサルタントになりたいと特に願っていたわけではありませんが、常に短期サイクルで次の仕事を探さなければならない生き方において、開発コンサルと言われるODAプロジェクトを実施する民間コンサルティングは、わたしにとって入りやすい仕事でした。

ありがたいことに、それまでの蓄積のお陰で業界のことも知っていましたし、知人の伝手などからいくつかのお仕事をいただくこともできました。複数の開発コンサルティング会社にお世話になり、2015年からはフルタイムの正社員としてこの会社にお勤めいたしました。

この度卒業した会社にいた期間は、わたしの仕事人生の中でダントツに最長です。
念願だった「仕事でいろんな国に行くこと」「アフリカに行くこと」ももちろん実現しましたし、開発コンサルとしての仕事の実績も少しは積ませていただくことがかないました。
ザンビア、ケニア、タンザニア、ウガンダ、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニアに出張させていただきました。(一部の国は複数回行きました。国内からスーダン、イラクの案件も担当しました)

昨年、心身ともに調子を崩したことをきっかけに、これからは新しい仕事のフェーズになったのだと実感しています。

ここらでやっと、大学時代から敬愛している作家ベッシー・ヘッドの小説を日本語で出版するという長年の目標実現のために、フルで心置きなく魂を注いでいきたいと思います。

また、出版を考えている本や執筆したい原稿がいくつかありますので、そちらも注力していきたいと考えています。

本命の翻訳を出版するまでに、ベッシーのことを少しでも多くのひとに知っていただきたく、マーケティング活動を行う一環で、まず11月11日(日)に開催予定の『文学フリマ』に出店する予定としています。

ここでは小説の翻訳そのものは出ませんが、いくつか別のものを並べる予定です。

しばらくの間は本の制作に注力したいため、仕事に関しては年明け以降かんがえていく所存です。
これまでと同じになってしまうため、フルタイム正社員の開発コンサルになることはないと思いますが、自分のライフワークのペースを見極め、できることをしていきたいと考えます。

しばらくお休みをしていたこともあって、多くの方に特にご挨拶をすることもかないませんでしたが、仕事でつながりたいと願えば、またつながることができると信じています。
またご一緒してください。

ベッシー・ヘッドを知ってから約26年。
ウェブ上で文章を書き始めてから約23年。

人生の中でようやくつかんだ貴重な時間だと思っています。

これまでの、アフリカ関係や国際協力での業務、通訳・翻訳会社での経験、開発コンサルの業務、オンラインショップ運営の経験、ベリーダンサー&オーガナイザーとしての経験が、ここにきて自分のライフワークに役立っているのを実感しています。

多くの方に温かく見守っていただき、心より感謝を申し上げます。

また、出版についての具体的進捗は、このブログ/noteや各種発信媒体でお知らせしたいと思います。

横山仁美

音声配信「雨雲ラジオ」でもお話しています。
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2018年タンザニアにて。この時は、タンザニアの女性中小企業経営者20人以上にインタビューしました。

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