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健康

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記事一覧

精神科の闇

患者の『お薬手帳』を見て、抗うつ薬や抗不安薬が処方されていれば、「これ、できればやめたいね」と水を向けてみる。反応は、「そう、私もやめたいと思っています」から「いや、デパスは私の命綱です。これだけはどうしても」まで、様々だ。

最初に結論からいうと、精神科の処方薬は、総じてろくでもない。あるいは少なくとも、長期間飲み続けてはいけない。急激に発症した精神症状で、自傷他害の恐れがある。そういう場合なら

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医学界にはびこる利益相反

副反応検討部会の委員14人中8人が、参考人6人中3人が、製薬会社から寄付金などを受け取っていた。つまり、関係者20人中11人が利益相反の状態にあった。

製薬会社から金をもらいつつ、副反応の検討をしている。これでは、お金をくれる人への配慮が働いて、正当なジャッジはできない。これを利益相反といいます。

この手のデタラメは、医学界にしょっちゅう見受けられます。
たとえば、

血圧の基準値は、かつて1

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クエン酸の効能

『ダウンタウンDX』で小藪が、愛用の健康食品として「有機ゲルマニウム」を挙げた。地上波の有名番組で「有機ゲルマニウム」というワードが発音されたのは、ほぼ初めてのことじゃないかな。
小藪さん、ありがとう!

さて、有機ゲルマニウムの新商品が出ます。
有機ゲルマニウムウォーター『ロータス』です。

ゲルマニウムには全身の血のめぐりをよくする効果があって、そこにクエン酸が加わることで、抜群の疲労回復効果

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遺伝子の水平伝播

先日友人と飲んでいたとき、こんな話を聞いた。
「遺伝子の水平伝播って知ってる?」
いや、知らん。
「普通、遺伝子というのは、生殖を通じて親世代が子世代に受け継いでいくものだよね。これを垂直伝播とすると、水平伝播とでも呼ぶべき現象がある。それは、同世代間での遺伝子のやりとりのこと。よく例としてあげられるのが、大腸菌の薬剤耐性遺伝子。最初は抗生剤でバタバタとやられちゃうけど、たまたま抗生剤に負けない性

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甲状腺疾患とヨウ素

そこらへんの内科に行って医者から言われる栄養指導って、だいたい全部デタラメじゃないかって正直思ってるんですね。
たとえば、血圧が高い。「塩分ひかえてくださいね。6g以上とったらダメですよ」とか言われますけど、嘘ですよ。だまされないでください。

8670人を対象とした大規模スタディがあって、塩分摂取量と血圧には相関がないことが示されました。論文著者は「塩分と血圧の関係性は誇張して語られている。血圧

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講演会 in 札幌2

世界中の未開部族を見てきたプライス博士は、ある事実に思い当たりました。それは、

伝統的な部族社会には虫歯は存在しないということです。

アフリカのマサイ族、ニュージーランドのマオリ族、アラスカのエスキモー、ネイティブアメリカン、アラブ、スイス、ペルー、、、
どこの原住民もすばらしい歯をしていた。それは現代アメリカ(プライスの活躍した1930年代のアメリカ)ではまずお目にかかることができないほど見

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ビタミンCとIQ

以前の記事の続きだけれども、

胎児アルコール症候群(fetal alcohol syndrome)というのをご存知ですか?
妊婦は生活習慣に重々気を付ける必要があります。食事に含まれる農薬や添加物はもちろん、皮膚に付着するもの(シャンプー、化粧、歯磨き粉、日焼け止め、ヘアスプレーなど)に含まれている化学物質もすべて胎児に影響します。赤ちゃんに「抗体のプレゼント」などといって妊婦のコロナワクチン接

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冷やしていいところ

冷やしていいところ

過去記事(アメブロ)に、ちらっと書いてます。

熱中症予防に、とアイスノン的なものを首に巻けるようになってるモノがありますが、、、あとのことを考えると、使わないで欲しい。肩こり、頭痛、目の疲れ、月経困難、倦怠感…いろんな不調を招きます。

なんて呪いをかけたくはないですけれども、首は冷やしてほしくない。弱点だしね。ネックっていうでしょ。首のつくところ、手首、足首、同首、乳首、首はいわゆる「急所」で

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日光浴で皮膚癌になる?

慈恵医科大学の研究によると、日本人の98%がビタミンD不足だという。

マスコミなどが「太陽は皮膚癌の原因」と日光への不安を煽りまくった結果だろう。
そう、その通りである。長年にわたって大量の日光を浴び続けると皮膚癌の発生リスクは増大する。しかし僕は、それにもかかわらず、たっぷり日光浴すべきだと考えている。考えているだけではなく、僕自身しょっちゅう日光浴をするし、患者にも勧めている。「しっかり太陽

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ビワの種と癌

すでに多くの研究の裏付けがある。ビワの種が癌に効くこと。これは間違いない。
しかしそういう科学的根拠なんて一切無視して、製薬会社のために「危険危険」とわめきたてるのが、ザ・政府広報である。

NHKだけでなく、民放でも「ビワの種は危険!」の宣伝に余念がない。

いいですか、「コロナワクチンを打ちましょう」と散々あおっておきながら、「実は有害無益。感染予防効果がないばかりか、単なる毒物でした。打って

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癌に効く食材4

春の訪れを告げ知らせる野草といえばフキですが、フキといえばこのイメージですか?

それとも、こっちのイメージですか?

2月か3月に地面から顔を出す小さなフキノトウが、夏になる頃には、当初とは似ても似つかぬ巨大なフキになる。これ、不思議ですね。
実は、フキノトウがそのまま成長してフキになるわけではありません。つまり、小さなフキノトウを採らずに成長を観察しても、フキにはならず、枯れていきます。あの巨

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公衆衛生から全体主義へ

東大の先生がこんなに明確に「コロナワクチンはポンコツだ」って言ってくれて、うれしかった。心強かった。
でも、新田先生、ちょっと危ういなと思うところもあって、

「種痘(天然痘ワクチン)による一定の犠牲者は仕方なかった」
「犠牲者を出したとしても全員接種によって根絶させたことは正しかった」

ちょっと同意しかねるな。
こういうのは論理的な問題ではなくて、倫理的な問題だから、絶対的な正解はない。ただ、

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粉ミルク(遺伝子組み換え)

1歳9か月の男の子を連れたお母さんが来院された。
「生後4か月時に乳児湿疹と言われました。ほら、これがそのときの写真です。背中が全体的に赤く腫れていますが、同じような腫れが全身にありました。
最初は母乳で育てていましたが、生後3か月過ぎた頃から出なくなって、粉ミルクだけになりました。そして生後4か月ほどで皮膚症状がひどくなってきて。
病院に行ったのは、医者の見立てが知りたかったからです。皮膚科医が

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