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時には違ってもいい

一緒に暮らし始めて6年目、結婚して3年目

2人ぼっちの小さな家族

自分らしくいられる場所

出会った頃と変わらず大好きな彼は少しずつ変わっている。彼氏が夫になり、夫から良き理解者に。大きな喧嘩もした、分かり合えない事も沢山ある。どんなに境遇が似ていても違う人間だから当たり前のこと。価値観なんてそうそう同じ人と巡り合うのは不可能に近い。

同じものは分かち合い、違うものはお互い尊重していかないと生活は成り立たない。

私は思った事はすぐに口に出してしまう。直さなくちゃいけない所。それでも裏を返せば素直とも取れる。

彼は揺るがぬ「自分」を持っている人。度が過ぎて時々自己中に変身してしまうけれど、芯がひとつ通っている。

時間を共にすればするほど違いが見えてくる。


「結婚は妥協の連続だ」

誰かが言ってた。許す事の連続かもしれない。
トイレットペーパーを補充しないのも、片付けても片付けても散らかるテーブルも、ベットを独り占めして寝ているのもそのうち苦ではなくなり日常の風景になっていく。


例えるなら、私とあなたは戦友のようだ。
片一方が負けそうになったら、自分の問題と捉えていつのまにか一緒に戦ってくれる。
失敗したら慰めるわけもなくどうしたら失敗しないのか考えてくれる。
決して甘やかすのではなく1人で立てるように自信を分けてくれる。

気づけば大きく私の心の中に存在していた。


夫婦とは
荒野を共に歩んでいける仲間。雨の日も風が強く吹く時も、日差しが焼き付いても隣で同じ歩幅で歩いていくそんな存在なんだ。


お互い違う楽しみがあって、違う時間があって別々の方向を向いている日もあるかもしれない。そんなことも共有していきながら近づいたり、離れたり。
ちっぽけな独占欲はいらない、そのうち歩幅が合っていくんだから。


出会ってからも一緒になっても他人同士。そんな男女が家族になるんだから人生って面白い。



「おじいちゃん、おばあちゃんになっても仲良しでいようね」
ささやかな願いを伝えた私に


「そんなに長生きする予定はない」
と、はぐらかすあなた。


照れ隠しだって知ってるよ。


お互いを慈しみ、許し合って理解しあえるたった1人の私の家族。

これまで無くした居場所は沢山あった。今度は無くさないように大事に大切に育んでいこう。どんなに辛いことでも2人なら笑い飛ばせる私の最強なパートナー。


空気を読まない言動に面白く突っ込まれる時間、今はスキンシップの1つとなっている。


違っていても同じでいても1つ1つが愛おしいモノになっていく。


これから親よりも長い時間を共に生きる。幸せな日々は短いかもしれない。苦しいことの方が多いかもしれない。それでも最後には一緒でよかったと言える。


最初で最後のパートナーがあなたでよかったと。



最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!