師走に入った。年末に向けて走り出す。

昨日12月1日に近所のニトリに掃除道具をいくつか新しく買い求め、大掃除を始めた。

買ったのは、ニトリ製の掃除ワイパー（引っ越してきた時に前のやつを捨てたままうちに不在だった）とそのシート、そのシートを入れるケース。それから初めて手に取った品として使い捨てマイクロファイバークロス。あと新しい風呂用スポンジ。

昨日はニトリから帰った午後下りからさっそく床掃除。

いつもの掃除と違うのは、まずクイックルワイパーで埃を軽く拭き取った後で掃除機をかけ、最後に中性洗剤のウタマロで拭きあげると手順を踏んだこと。

まずは埃をとる。次に細かなゴミを掃除機でとる。最後に水拭きする。
掃除にだってちゃんと手順がある。

この土日も忙しく京都料亭の調理場に立つ夫を想いながら、料理と一緒だなとふと思っていた。

どんなレシピでもいいけれど、自己流ではなくレシピ通りに作るのが結局一番美味しくなる。

それにもっといえば、時短や簡単レシピで料理をすることもできるし、細やかな作業を踏み丁寧に料理をすることもできる。

どちらも食事としては成り立つし簡単レシピでもそれなりにおいしくなるけれど、手間ひまかけて丁寧に作られたものはやっぱり一味も二味も違う。

掃除は目に見えるところだけ簡単に済ませがちで、それでいてやった気になっていたけれど、ちゃんと「掃除のレシピ」を守っただけで仕上がりの違いを感じた。

家の床がキリッと澄んだエネルギーを放つようになった気がする。

さて、今朝は大掃除二日目。

窓と網戸。窓掃除は本当は曇りや雨の日が最適というけれど、やる気がある時にやる方針。晴天だけど構わず実行。

1年前に引っ越してきてから初めての掃除だったので、まずカーテンレールの上の埃と網戸の埃を軽く落とす。それからウタマロを吹きつけ、使い捨てマイクロファイバー１枚目で拭きあげ、もう1枚の綺麗なマイクロファイバーで水拭き。最後に手拭いで乾拭き。これをベランダ側と部屋側と両方。

手拭いは、手拭い洗顔（だいぶ前にはやりましたよね。未だにやってます）で使い古した手拭いを切って活用。拭き取り跡が残らないので掃除に重宝する。本当におすすめ。

娘を部屋に残してベランダに出るのは気が引けたけど、ターゲットは窓なので、リビングで遊ぶ娘と外で目を合わせながら作業ができたから思ったよりスムーズに進んだ。

汚くなったマイクロファイバーは、窓冊子やベランダの溝などさらに汚いところを吹き上げるのに活用し、最後に触りたくなくて放置していたベランダの壁を拭くのに使った。使い捨てだから思いの丈を残すところなく汚いところの「ついで掃除」に再活用していくことができて、とても気持ちがいい。

掃除をしているうちに娘がぐずり始めた。時計を見たらもうすぐ10時。離乳食の時間だった。仕方がない。一旦掃除を中断し、手を洗い、さすがに掃除の後なので手の消毒もしっかりして、それから離乳食に取り掛かった。

離乳食をしている最中にマット類を洗う２回目の洗濯機が終わった。離乳食が終わったタイミングですぐに干し、今度はレースカーテンを洗濯機にかける。

カーテンも洗わなきゃいけないなと思いつつ先延ばしにしていた案件の１つだった。ハイハイを日々上達させている娘がカーテンの裾を手にとって口に入れるようになったので、これ以上先延ばしにできないと思い今日決行。

カーテンの洗濯も終わり、その合間に離乳食後の授乳も終わり、午前11時。娘もお腹がいっぱいになりお昼寝タイムに入る。

私は窓と網戸とレースのカーテンがピカピカになった満足感と爽快感でいっぱい。自分へのご褒美で買ったFAUCHONのダージリンをゆっくり入れて、頂き物のちょっといいお菓子をつまみながらnoteを書いてほっと一息。

掃除は裏切らない。始めるまでは腰が重い日もあるけれど、綺麗になると心もスッキリする。綺麗で居心地のいい空間にいることへの充足した気持ちが胸に広がる。

家族のためと思うとバランスを崩した時に自己犠牲的な負の感情が入り混じるけど、自分が気持ちよくいるためと思うと掃除はむしろ自分を大切にする手段に変わる。自分が気持ちよく過ごしたいからという意識を持つと、不思議なことに掃除を嫌々することがなくなった。

それでも恥ずかしながら、結婚してから一度も大掃除をしてこなかった。

結婚してから丸３年。１年目の年末はまだ同居前で、２年目の年末はうつ病で、３年目の年末は妊娠中の引越しと重なった。それに働きながらだと休みの日を大がかりな掃除に費やす体力と気力が残らない。

今年ようやく、落ち着いて年末を迎えることができそうだ。

新しい家族のメンバーもいる。育休中の今、主婦力向上に燃える私は（やる気にはムラがありますが）、毎日少しずつ大掃除を進めていこうという気概である。

明日はどこを掃除しようかな。