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私は、私を、守るから

こんにちは、愛音です

問題を可視化する、
これを始めたのは保健室登校を始めた中学2年のときです。
ルーズリーフに日記のような形で「今日はこんなことが嫌だった」など沢山心の中を書きなぐっていました。

これは誰かから問題を可視化するためにやってごらん、と言われたわけでもなく「可視化」という言葉も知らない時に始めまていました。

理由は吐き出したいから、この一言です。
もう一言を付け足すなら、迷惑のかからないように、です。

心の中にいろんなぐちゃぐちゃした思いがある。胸が苦しい。気持ちが悪い。楽になりたい…!でも友達には言えない、親にも言えない、だけどこれ以上蓋をしていられない!!

ルーズリーフに書くことで吐き出せました。そして誰にも迷惑、負担のかかることなく気持ちが落ち着きました。

ー不登校になぜなるのかー
真面目すぎるから?
生きるのが不器用だから?
協調性が欠けているから?

様々な理由が1人ひとりにあります。その1人ひとり異なる理由に親や周りを巻き込みたくない、だってそんなのお父さんもお母さんも困るはず。もう困らせたくないよ。
無意識の中私はそんなふうにも思っていました。良い子を演じて、演じすぎて、演技と素の境目がなくなっていた時期。

迷惑をかけないで、楽になるには。親にもバレずに、ホッとするには。問題を可視化して、今の心の状態を把握することで落ち着きました。吐き出して、読み返して、分析して、納得する。この繰り返し。いつしか私は私のカウンセラーになりました。

中学生の時には既に思考の深堀りが得意だったこともあり、吐き出した言葉から自分の心を分析しました。どうしてこう思うのかな、でも気持ちは痛いくらい分かる、こうだったら良かったんじゃないか、この先はこんな風になるといいな、そんなセルフカウンセリングもどきをしていました。

問題を可視化して、自分に寄り添って、そして必要な言葉の欠片を提示する。
それが当時10代だった私にはとても効く薬でした。だからルーズリーフもかなり分厚くなるくらい書き溜めて、ノート4冊ほどにも気持ちを吐き出していました。

私は私を裏切らない
私は私に寄り添う
私は私を守りたいから

そんな気持ちで必死に私を生かそうとしてくれた。
いろんな人が世の中にいるけれど、私は私に出逢えて最高に幸せだ。心強いし、気を遣わないし、素で話せる。

あとで久しぶりに分厚いルーズリーフとノート4冊を読み返そう。あの時の、嘘のない気持ちがぎっしり詰まっています。
どれだけ歳を重ねても、これらを捨てることはあり得ません。
だって生きるために足掻いた記録だから。

*愛音*

2024/04/27
その時見えなくて
眼の前に確かに存在している
今見えないからと言って
永遠に気付けないわけではないよ

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