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孤独の闘いを強いることない世界に

こんにちは、愛音です

私が不登校になった20年以上前と、現代の不登校、少しずつ変わっていてほしいと願います。

20年前には情報を集めようにもその方法がまず分からない。我が子が不登校になったらまず、何をすればよいのか。母は保健の先生に会いに行ったり、父も会社を休み母と2人で校長先生らと話し合いに行ってくれました。
その後は不思議なことに、母の学生時代の友人2、3人が不登校や不登校経験のある母親だったことで、児童相談所を紹介してくれました。児童相談所で面談をしても相性が悪くて好きではなかった。でもそこから今の精神科を紹介され幸せへと繫がるのです。

このことは20年以上前の話。
これが当時の当たり前、と思っていません。
我が家はかなり稀です。
不登校や保健室登校を認めてくれたり、受け止めて一緒に闘う親は当時でも珍しいと思います。

不登校、保健室登校、それは甘えているとか、クラスに溶け込めないのは私の努力が足りないとか、こんなことで休むなんて大人になったらどうするの?そう言われても仕方ない。不登校がどんなものか、まだ広くに知られていませんでした。
私は運が良かっただけです。

だけど、今ではSNSを見れば不登校の親や障害を持つ子の親が色々と発信してくれています。インスタやX、ここnoteでも。

SNSだけじゃない。子供の心理に関わる書籍も多いし、医師や元教員や元不登校だった方の講演会も20年前になんでなかったの!?と思うけど、今ならネットで調べるとどうやらあるようです。

私の育て方が悪かった、どこで間違えた、うちの子はおかしいんだ。1人で悩んでしまうけれど、SNSから同じ境遇の方の発信を元にして【私だけじゃない】とまずそこで安心できる。そしてDMで連絡を取るなどして1人の闘いから抜け出せる。
本屋に行き、精神科医や元不登校だったタレントの書籍から学ぶ事もできる。

不登校も20年以上経つと形が変わります。本人も親も、孤独の闘いから逃れやすくなってきていると思いたい。もちろん今も1人で闘っている方も多くいるのは分かっています。情報があり過ぎて逆に不安になる方もいます。

昔が不幸で今が恵まれている、そう言いたいのではありません。

ただ、選択肢は確実に私のときより増えているでしょう。サポートの形も様々に整ってきている。
20年以上には誰にも相談できずにいた不登校問題も、少しずつ変化しています。本人も、お父さん、お母さん、その兄弟も、孤独の闘いしかないわけではない。

正直、この先も不登校がなくなるとは思っていません。でも変化する環境から孤独の闘いを強いることが減ってほしいと切に願います。

*愛音*

2024/02/23
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