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500日の恋

毎日LINEや電話で紡いだ時間

そして昨日まで一緒にいた初めてのデート

それら全てが夢だったかの様に

急にやってきたエンディングに心身凍りついた夏の夜

今までの私なら

メソメソして縋るが定番だった

寂しいを連呼して拗らせて相手を疲れさせ、どんどん嫌われるパターン

でもどれだけ傷ついても、セージにはそれは出来なかった

それはなぜか。

自分より大切な人だと、この時すでに思っていたから

ひとつは、もしも終わってしまっても『アコに申し訳ない事をした』と、そんな風にセージに思わせたくなかったから。余計な負担を背負わせたくなかったから。

2つ目に、セージを悪者にする事で、彼を好きでいた自分の気持ちを裏切りたくなかった。

だから可能性はなくとも最後の最後まで信じていた。

しかし、そうは言っても毎日が辛すぎた

不安しかなくて、それを出すことすら彼の迷惑になるなと。

今だから言えるナイショの気持ちね🤫

そしてそこまで大切だったのにも理由がある

彼は長い間、辛い日々を送っていた

茶碗も洗ってもらえなかった彼が、心から愛される事を感じてくれたらそれでいい。

本当にただそれだけを思っていたから。

では、このしんどい期間をどう乗り越えたか


私なりに問題を洗い晒してみた

①初めて会って見た目が気に入らなかった

②私が答えを急いだから

③彼の言葉を全て鵜呑みにしたから

※あくまでも憶測なので私に代わってセージをどうかお仕置きしないでください😁

戒めで言いますが、私はたしかに太っていた。これも本当に理由はあったけどそれは伏せておく🤫

なぜなら全部言い訳にすぎない。

ちなみにセージに指摘されたわけじゃなく、自分で感じてたからやっぱりなという思いがどこかにあったかもしれない

そして大の苦手だった運動を続け、食事を気をつけ、かなりの減量をした

褒めてほしいところだけど、アコちゃんどんだけ大きかったんだよ!と良からぬ想像をさせてしまうからそっとしておこう

②は単純にその通り。

勝手に2人の絆を信じ、セージの気持ちをただ良い方向に勘違いをしていた

そして③これは大事

あの時あぁ言ってくれた、こう言ってくれた。

だからその言葉を信じてたのに…。

それは同時に過去に縋っているだけだと気付くのに時間がかかった。

寂しくなるとLINEを見返し、言ってくれた言葉を思い出し、よくタイムマシンで過去に行ったもんだ。

だけど大切なのは【今】

過去の言葉を思い返してはその落差に悲しくなるよね。
だから私は気づいたその日から、優しかった時のセージをわざわざ思い出すのをやめた

不安の渦中にいるから、当たり前だけど毎日頭に浮かんできた

それを払拭するかの様に言い聞かせた言葉がある

『500日できっと私の気持ちも冷めるよ』と。

自分を高めていけば、自信もつくしきっとその頃セージのことを、なんだアイツ!そう思えるようになるよと、自分で自分を引っ張って歩いていた

そして出来る事はやった

もう一度セージに会いに行こう

残念ながら今、500日で冷めていない

相変わらず大好きで

相変わらず自分より大切なセージ

ただ、あの時と変わったのは

セージと並んだこと。

どちらが先に好きになったとか

どちらの方が気持ちが大きいとか

セージが言わなくなったこと。

そして、未来に約束してくれたこと

こんな風に幸せに笑う私を

あの時の自分は想像もできなかった

でも今もあの時も変わらない気持ちもあるんだ

それは

自分のしてほしいことはさて置き

セージが笑っていられる人生を。

それだけ大切にしてる気持ちは

初めて会った時から今もこれからも変わらないよ😊

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