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価値観なんてもしかして。「道」 ~Chim↑Pom HAPPY SPRINGに行ってきた~

「もし、日本の公道でこれだけのことが許可されていたら、
一体わたしたちの価値観はどうなってしまうのか?」


写真を見ていて、魂に鳥肌が立ったような感覚があった。

いや、実際に現場にいたら眉をひそめてしまう自分もいるのかもしれないけれども…
その可能性も含めて。

なんだこの自由な世界は!
おおらかさ
表現するよろこび
熱量
お互いがそこにいて讃え合っているような
いのちがそこに

対して、わたしたちの住む世界はなんなのだ!
道端で何かできることってむっちゃ限られているように感じる。
もしかしてわたしたちは普段の生活の範囲にいることすら、ものすご~~~く狭い価値観の中で閉じ込められているんじゃないか。。。
(ふと歩きながら幕の内弁当を食べたひとに出会ったことを思い出したがそれでもだいぶびっくりするよなぁ…)

もっともっと生きることを自由に楽しめるはずなのに、
先人たちが築き上げてきた制度の中で納得しつつ、
心に不満足を抱えているとしたら。

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ビジョンがある。
もっと皆が街の中で自ら歌ったり踊ったり
できていたらどうなんだろうって。

何かのフェスとか、そういうとき以外にもね。
もっとありふれていたら。

そういえば…
路上でおっちゃんが演奏するどこだかの民族楽器に合わせて踊る若い女の子たちがいて
お互いにとても楽しそうだったんだ。
それだけで日々が明るくなる気がするんだ。
この世界に魔法がかかって、もっとよくなる気がするんだ。
…あ、わたしのは、もうちょっと優しい世界だな。


そしてもしかして自分が実現したいことなのかも…
しかし、どうしたらいいんだ…

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20220611追記
ところでこの記事のログが残ってしまい、毎回表示されるようになっている。
魂へのリマインドなのかなぁ?
画面遷移が必要なので毎回ちょっぴりめんどうです笑

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森美術館で開催している
Chim↑pomのハッピースプリングに行ってきた話。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/chimpom/index.html

Title「道」

2017年にChim↑Pomが国立台湾美術館での「アジア・アート・ビエンナーレ 2017」に参加した際、美術館の屋内外に通じる200メートルに及ぶ1本の長い道をアスファルトで作った。この道を公道でも美術館の敷地でもない第三の公共空間として位置づけ、美術館や一般の人々との協議のもと独自の行動規則を作って施行したのみならず、「道を育てる」というモットーで運営も手がけた。例えば、「道」の上では暴力行為は禁止だが、ふつう美術館では禁止されているデモや飲酒はパフォーマンスとして可能。会期中には道の上で誰でも参加可能なブロック・パーティー(企画構成:ベティ・アップル)などを開催し、その使用法を一般にも募集するなど、道を真に開かれたものにしつつ、国立美術館の可能性を最大限に引き出すことを目指した。
本作は、2014年に台湾の立法院を市民が占拠し社会を動かした「ひまわり学生運動」への興味から、その参加者への聞き取り調査を経て制作されている。公的な場所である立法院と同様に、歴史上、意見表明や抗議活動、パフォーマンスなどの「表現」が行われてきた「道」を主題にすることで、本作は「公」「個」「美術」の意味についてもさまざまな問いを投げかける。

以上、森美術館 作品解説より


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作家名・作品名:Chim↑Pom《道》《LOVE IS OVER》
これらの写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。
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