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死にたい夜と両立する全てのこと



本気で「もう全部いやだ」と思う時もあるし、「死にたい...」と思う時もあるのに、
そう思ったあとにYouTubeでお笑いを見て笑ったり、そう思ったあとに、「お腹すいた...」と料理をしたり、アルバムの写真を見て思い出に浸り懐かしくなったり、いかにも
「これからも生きる人の行動」をとったりもする。



悲しくなったり、不安になって、大声で泣いていたのに、ドラマの時間だと気づくと、リモコンをとり、チャンネルを合わせてちゃっかり席について、涙を拭いて、22時からドラマをみたりもする。


なんで死にたい気持ちや、泣きたい気持ちと、ドラマをみたい気持ちや、空腹が両立するのか。
自分でも不思議で、そうなるたびに、
『この悲しさは真剣な感情ではないんじゃないか?』と思うのだけれど、毎回そんなこともないので、さらに驚く。

なんでこんなにも、気持ちがジェットコースターみたいになるんだろう?と自分に呆れるし、毎回それに真剣だから、ほとほと疲れるのだ。


人間なんてみんな、そんなものなんだろうか。


もちろん、他人とこういう話をしたことがないから、わたしがやけに情緒のおかしな女なのか、わりと人間をしているとよくあることなのかが、わからない。


ただ、ちょっとだけ生きるのがヘタ側の人間である自負があるくらいだ。


普通の人は、ここまで極端な気持ちと、日常の気持ちが並列はしないのだろうか?

たとえば、
好きな人に大切にされていない時、悲しくて不安定になって、大して好きじゃないけどちょっといいなと思う男の子に連絡をして、慰めてもらったり、それを性欲という別の物に置き換えたりできる。


たとえば、
とても楽しかった旅行の帰り、車内で言われた何気ない一言がどうしても引っかかって、落ち込んで家に着いて1人になってから、悲しくて大泣きしたりもする。



死にたい夜、それしか考えられなくなることはなくて、やっぱりそれと並列するその他の感情が必ず存在している。
なんだかんだ、全然眠れないと思っていたのに、朝方きちんと眠りに落ちたり、次の日の仕事のことを思ったり、そういう「生」につながる何かしらを考えている。


けれど、こんなに情緒がとっ散らかっているお陰で、今も生きているのかもしれないし、自分の力でそれなりに回復できているのかもしれない。


いわゆるメンヘラってこういう女のことを言うんだろうな、と思いつつも、人間誰しもみんなあるだろ?とも思う。


みんなは、どんな感じ?

調子良く生きたり、死にたくなったり、些細なことで、喜んだり悲しんだりしてる?


聞いてみたいな、そういう話。

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