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あの時あなたが思い出してと言ったから

aiko〜〜〜 好きだぁ〜〜 どうか、どこかでこのnote見つけて〜〜〜!!(心の叫び)



aikoのライブに行ってきました。
Love Like Pop vol.23 名古屋! 

4回目のaikoのLIVEで、かなり久しぶりだったけど、明らかに前行った時よりもパワーアップしていて、aiko今年で48歳?!?
時空がそこだけ歪んでる?!となった。

ステージでぴょんぴょん跳ねて、フリートークでお客さんとマンツーで絡みまくって、即興で作詞して歌って、バカほどアンコールでも曲数を歌って(Wアンコール)、全28曲、約3時間のライブだったのだ。なっっっが。最高。愛!!!


aikoが言ったの。

「色々あるけど、死にたくなった時は一回、aikoの事思い出して」って。このライブを思い出してって。全ての曲が終わって、最後捌ける時、そう言ったの。

お決まりのコール&レスポンス
aiko:「それが〜?」 みんな:「ライブ〜!」
で幕を閉じた。



自分の人生で、一番長く関わった歌手はaikoだ。これからもaikoが歌い続ける限り、ずっと好きでいたい。

今の好きな歌手で、自分が歳をとっても続けてくれている&好きなままでいられる人たちは、どれだけいるだろうか?
音楽が多様化している現代だから、息の根が長いって、なかなか難しい気がする。



今回歌ってくれた中では「磁石」がいちばん好きだった。私のちょっと辛かった人生の時期に、“ほんとうにそっちでいいの?”と何度も聞いてくれた曲だった。その時の私にはそれが痛くて、苦しくもあったけれど、今改めて聴くとくる物があって、「わたし今、こういう選択をしたよ」って言いたくなった。


今回のライブは曲や演出もさることながら、
盛り上がりとか一体感とか、aikoの楽しそうな感じが、今まで参加してきた中で一番だった。

アンコールの途中、突然aikoが客席に来て、多分スタッフも急遽決まったことっぽくてドタバタしてて、みんなにタッチしながら二階席の通路まで来てくれたり、三階席にカメラどアップで呼びかけてくれたりして、多分この会場、そういう仕様じゃないよ?と思ったけど、とにかく近くに来ようとしてくてた。


2回目のアンコールの時は、出てきてから舞台の上で話し合って曲を決めてくれて、
本当に沢山歌ってくれたとんでもなく詰め込んだアンコールだった。


なんか空間全部が目に見えない光のようなものに包まれていて、みんなで声を出して、大きく手を振って、すごい....凄すぎる日だ....って圧倒された。これからの人生の1ページになる日だった。


きっと本当に、これを見た人の中でこの先、死にたいと思った時今日を思い出すことはあるだろうし、暗闇の中でこの音楽が勇気になることだってたくさんある。

こういうものを見ると、大勢の中の一人一人にきちんと届く形で影響を与えられる人や、物や、芸術や文学は、本当にすごいと思う。


それはスーパーな人たちがなせる技だ。


私たちはそれを受け取るだけじゃなくて、できる範囲で何かを周りに及ぼしたり、伝えたり、人を助けたりしながら生きなくては。



最近、よしもとばななさんのエッセイを読んだ時にも、似たようなことを感じた。


1人100円でも全国民が募金すれば、大きなことが動くのに、私たちはそれすらもできない、と。だからせめて、もっと身近な人に優しくするとか、自分のできる範囲のことをやって過ごそう、と言っていた。



aikoのライブで、すんごい塊のパワーをもらったけれど、私にはそれを元手に同じパワーを放出することはむりで、だからせめて頑張って仕事をするとか、1週間を一生懸命に生きるとか、とても小さなパワーにはなってしまうけれど、ちゃんと放出しようと思った。





あの日のこと、ちゃんと覚えておく。
あなたが、もしもの時は思い出してと言ったから。



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