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自然農法、自然農、自然栽培、無農薬・無肥料栽培ノススメ(1)

仕事の関係で「有機農法」を知ったのは、日本でもようやく有機農産物の認証制度がスタート(2001年)すると業界がざわついていた1997年でした。
その後、食品業界を離れて久しかったわたしが、2021年に「自然栽培」というものを知って衝撃を受け、いつか自分でも実践する!という夢を抱いて早2年。
少しでも畑が身近な街へ、と都内から隣接県に転居して早1年。
今年、知人の有機栽培の畑で一株だけ、キュウリの栽培体験を始めて早ひと月。(サムネ写真)
実践ではミニマムな一歩を踏み出したばかりですが、この間に自然栽培の魅力にすっかり心酔し、氣付けば500本以上の関連動画を視聴していました。

そこで、前々回、自然栽培農家、今橋さんのラーニングプログラム来日講演の情報(6/14@栗東市)👇をシェアさせていただいたのを機に、

今回は、10名以上の農家さんの計500本以上の動画と本で学んできた「自然農法・自然農・自然栽培」について、分かってきたこと、下書きと頭の中に溜めていた情報をまとめて大放出させていただきます!

その中でもイチオシの自然栽培農家さんが、
イギリスで自然栽培を20年実践して大成功されている今橋さんですが、

「誰でもどこでもできる・素人ほど成功する」
という今橋さんの自然栽培法

6/14の午前中、栗東市のお近くであれば、
ぜひ生の今橋さんのユルくてアツいお話
お聴きになって刺激を受けてみていただきたいです。👇
「素直さ」がポイントだそうです♬


まだ自分で実践も成功もしていないので大きな顔では言えませんが、実践してみなければ分かりづらいこれら、似たような名前の農法の違いと、
「無農薬・無肥料栽培」は超シンプルでむずかしくない!
ということを知っていただけたら幸いです。(*^^*)

🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬 

滋賀県つながりで、2022年12月配信のものですが、
「しが農業女子100人プロジェクト」という取り組みをされている女性を今橋さんがご紹介されている動画をはじめにシェアさせていただきます👇
キラッキラの素晴らしいお話です♬

【自然栽培201】自然農法は、農業の芸術!農業女子の強い想いから、成功の秘訣を学ばせて頂きましょう!!

ということで、やっと本題に入っていきます。



🍅 はじめに



有機農法をご存じの方は多いかと思いますが、自然農法、自然農、自然栽培、無農薬・無肥料栽培は、近年、日本各地の先駆者の直感と丹念な研究とで開拓され、いままさに世界各地の実践者によって方法の確立と普及が急がれている農法ですが、これらが興ってきた大きな背景には、大きくまとめれば「地球とヒト、すべての生命にやさしい農業を取り戻す」という一点の 大目標 があり、共通の基本的理念になっていると思います。

ですが、はじめにお伝えしておきたいのは、ここでは取り上げない現在一般的な、農協などから買う化学合成された農薬、化学肥料を使用する「慣行農法」を行う農家さんが、地球やヒトにやさしくない農業をしたいと思ってされているということにはならないということです。

さらに言えば、化学合成された農薬や肥料を開発、製造、販売している方々も、地球やヒトを傷めつけるような農業をさせたいと思っているわけはなく、農家さんをもっと楽に働けるようにしてあげたいという思いで懸命にお仕事に当たられていたはずです。

何の因果か、長期的に地球やヒトにどのような影響を与えるかを知らされなかったか、氣づいても簡単にはやめることができない状況に置かれたか、勇氣が足りなかったか、考える余裕もなかったということだったのではないか思っています。少なくとも巨大組織の頂点に立つ大元の人たち以外は。

別の場面でならわたしにも、自分のしていることが自身や他人に望まぬ結果をもたらすのではないかと氣づいても、それをやめることで起きる不都合や具合の悪さとを秤にかけて躊躇したり、続けてしまうということはいくらでもあります。いま目の前で起きていることへの対応や目の前にある安心感の方を優先するということはみな常時していることだと思います。
逆に言えば、そうした不都合や危険を省みず、逆境の道であろうと正しいと氣づいた方へ途中で進路変更できるが人並外れて素晴らしいのだと思います。

どんな農家さんも、食べてくれる人の笑顔がうれしい、農をすることで土地を守っている、などの喜びや誇りを糧に農産物を生産してくださっていると思います。消費しかしないわたしたちがいままで命をつないでこられたのは紛れもなく全国の農家さん方のお陰です。
これまでたくさんの食べる喜びをくださったことに心から感謝しています。

敢えて責めるなら、そんな農家さん方に複雑な思いや葛藤を生み出した大元の人たちに、改心して行いを正すか、さもなくばこの地球から去って人生を1からやり直してほしいと思っています。

いえ、それでもやはり、
学びたての言霊の奥義で言えば、

「20世紀になってから世界中に展開された科学によらない化学主義の農法は、21世紀前半に必ず、地球とすべての生き物の摂理に適った科学的な農法に改められて発展します。必然に。」

と宣言しておきます。

これを前提として、前置きが固くなってしまいましたが、今橋さんの笑顔にならい、ゆるめに戻して今回のお話を進めたいと思います!



🍅 「有機」と「自然」は別ものだった



自分で実践こそできてはいないものの、有機農法を仕事で知ってから有機農産物をいただくようになったり、仕事を変わってもその普及と発展を願っていましたので動向に注目はしてきたつもりでした。

ところが、コロナ禍でYouTubeを毎日見るようになった翌年の2021年に初めて、都市伝説を追っていてたまたま上がってきた1本の動画から「有機・オーガニック」とは明確に異なるという「自然栽培」を初めて知りました。

ここ10年ほどで超有名になられた「奇跡のリンゴ」と言われる無農薬・無肥料でのリンゴ栽培を成功させた木村秋則さんのお話です。その時の目から鱗の衝撃と感動は当時、記事にしています。👇

※ この記事に先立って投稿していた「有機農業は安全だと思っていた」という記事で、木村秋則さんの講演動画をご紹介していましたが、現在この動画は視聴できなくなっているため、記事も下書きに戻しております。

約30年前から環境問題を考えてきたわたしの不勉強ゆえの衝撃だったのは、完全な無農薬にできていなかったり有機JASを取るコストをかけられなかったりする農家さんが銘打っているのが、”自然農法”や”自然栽培”だと思っていたのが、

少なくとも、
岡田茂吉さん、福岡正信さんが創始された「自然農法*」
川口由一さんが提唱した「自然農」
木村秋則さんの「自然栽培」は、
有機農法」よりも環境への負荷が少なく、より自然に即した農法だった
ということでした。

「自然農法」という名称は、「自然栽培そらの野菜チャンネル」の二村ふたむらさんの解説によると、公益財団法人自然農法国際研究開発センター により商標登録されているそうです。

自然栽培そらの野菜チャンネル

その後、これらの農法の名前の付いた動画を視まくり、全国の様々な実践者さんが大変な作業の傍らに構えたカメラを通して拝見した作業の様子や、作業しながらの説明、その想いを何十時間もお聴きしてみました。
その志にまたわたしの想いも奮い立ったり、わたしには無理ではないかと思えたり、農家さんほどでないにせよ葛藤しました。

ところがある日、視ていた動画の中から、これならできるのではないか…これはわたしの理想の農だ!と、ビビッと来る農家さんを発見!
既に200本近い動画が出されていましたので少しずつ視聴していくと、最初に木村秋則さんの動画を視たときのときめきが戻ってきました。

わたしにもできる、を通り越して、ただ「やりたい!」と心躍ったのが、「自然栽培実施20年のノウハウ教えます」の今橋さんの農でした。

そこで、満を持して?(大げさ笑)、
今橋さんの農法を知っていただける情報のまとめと(例によって主に再生リストですが笑)、これを機会に、紛らわしい農法の名称の違いと押さえておきたい要点をまとめてみました。
ご参考になれば、ぜひ広くシェアしていただけたら幸いです。

🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬 

叶うなら「不食」で生きたかったわたしですが、いまはまだこの地球では完全な不食で生きる境地へわたしが至ることはないと悟りました。

「食」は「命」です。
ヒトとヒトは、「食」で固く結ばれます。
ヒトと地球も、「食」で固く結ばれます。

わたしが「食」をやめたら、ヒトとも地球とも、きっとすぐに絶ち切れてしまう。

いずれは地球でも次元を超えて進化した身体と科学で多様なエネルギー摂取の方法が取られるかもしれませんが、それはまだ先のお話のようです。

今生ではまだまだこの先も毎日向き合う「食」という「学び」だから、
心底おいしいものを楽しんでつくり、いただきながら、
正面切って大真面目に、考えてみませんか。


🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬 


といったばかりの流れで恐縮ですが、時間切れのため、
続きは、次回にさせていただきます。


お立ち寄りくださり、ありがとうございましたm(_ _)m


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