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2023年1〜6月で読んだ本18冊

読んだ本まとめシリーズ、2023年1月〜6月版です!
この半年で読んだ本を紹介します。

2022年7〜12月版はこちら
読んだ本、読みたい本はブクログにまとめてます。

▼企業文化関連

1. 企業文化 改訂版: ダイバーシティと文化の仕組み

企業文化といえばシャインということで読みました。企業文化を3つのレベルで捉え、その1番深層にある基本的仮定を明らかにするアプローチは参考になりました。企業における具体的な事例もありますが、テーマの特性もあってか抽象的な話が続くので正直読みづらいです(笑)が、企業文化を考える上でまず読むべき1冊でおすすめです。

2. 企業文化(コーポレートカルチャー):経営理念とCSR

こちらも企業文化とは何を体系的に学ぶために読んだ1冊。上記の本と特に前半の内容は似てますが、日本企業にフォーカスして書かれている点で異なります。

3. 最高の企業文化を育む「少数」の法則

組織文化や社員のモチベーション等の専門家であるジョン・カッツェンバックの書籍。"critical few"な行動や人たちに着目し、企業文化の変革を促すというアプローチについて書かれています。構成としては著者の経験を基に作り出した架空の企業・CEOとの対話を中心に進んでいき、その対話と企業の活動の様子から企業文化の変革のプロセスを学ぶことができます。

4. 「カルチャー」を経営のど真ん中に据える――「現場からの風土改革」で組織を再生させる処方箋

カルチャーを組織風土と組織文化で捉え、組織風土を整え、組織文化を強化することで組織のケイパビリティをあげようとアプローチが非常に分かりやすかったです。日本の大企業における事例も書かれていますが、先述の"critical few"のアプローチとかなり近く、読みながら答え合わせをしている感覚でした。全体的に読みやすかったです。

5. Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

『HARD THINGS』の著者、ベン・ホロウィッツが書いた1冊。文化を様々な歴史上のリーダーから学ぼうというアプローチで書かれています。時代も国も状況もバラバラなリーダーたちが人々をまとめあげていった過程は企業組織においても取り入れられる要素が十分にあると感じました。

6. 企業文化をデザインする

6/1に発売されたばかりの1冊。Runtrip取締役の冨田さんが書かれています。企業文化についてなぜ重要なのか、どのように"デザイン"するのかが書かれています。中でも実践していきたいと思ったのが「グレーゾーンをなくす」こと。企業文化における暗黙知をなくすことはいまの自分の仕事とも関連性が高いので興味深く読みました。

7. 企業行動指針実例集

207社の経営理念や行動指針、その浸透のための具体的取り組みがズラーっと実例集として書かれています。読むというより参照するという感じです。1997年に発行されているので内容がやや古く、掲載されている事例もすでに変更されているものもあるかと思いますが、多数の企業の経営理念・行動指針を一気に見て比較することができました。

▼広報・コミュニケーション関連

8. ナラティブカンパニー: 企業を変革する「物語」の力

組織が同じ方向を向いていくのにナラティブって大事だなと思って読んだ1冊。企業主体のマーケティング・PRのあり方から顧客/生活者主体へと転換させ、「物語」の力(=ナラティブ)で多様なステークホルダーとの共創を目指すというアプローチについて書かれています。最新の企業事例も豊富で理解が進みやすいです。

9. 人を活かし組織を変える インターナル・コミュニケーション経営-経営と広報の新潮流

経営方針の浸透や全社会ってどうやるべきなのかを考える時に読んだ1冊。効果的な経営戦略の実行のためのインターナルコミュニケーションについて、大企業のグローバルリブランディングプロジェクトから地方中小企業のアットホームな取り組みまで、幅広い企業の実例が紹介されています。

▼DE&I、女性活躍関連

10. アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話

タイトル通り、経済と女性について書かれた1冊。経済学者が人間はいついかなる状況でも合理的に意思決定ができるという前提に立っていること、女性の家事や育児は彼らにとって経済活動とは見做されていないことに強い口調で疑問を呈しています。前述の本の後に読んだので、人間が合理的に意思決定ができるという前提への違和感をより深く理解しながら読み進められました。

11. 男性中心企業の終焉

日本におけるジェンダーギャップについて著者自身の経験も交えながら書かれている1冊。男女平等の実現からはまだまだ遠い現実に触れつつ、ジェンダーギャップの解消に取り組む企業や自治体の例が紹介されています。職場における女性活躍の課題が具体的に書かれており非常に参考になりました。

▼経営・会社関連

12. 改革の不条理 日本の組織ではなぜ改悪がはびこるのか

組織で起こるあれこれな"不条理"が理論とともに紹介されています。著者は本書で不条理を"人間(組織)が合理的に失敗すること"としていますが、自分がこれまで見てきた景色の中での不条理について「そうかこの現象はこういった理論のもとに発生しているのか!」と、読んでいる間納得しっぱなしでした。2時間くらいでさくっと読めます。

13. 意思決定のマネジメント

経営者の意思意思決定について。合理的に意思決定しているようでも人間の脳の働きでバイアスがかかったり、合理的ではない意思決定を多くしていることが研究結果をベースに紹介されています。こういった合理的に意思決定できないことを理解することは日々の仕事をする上で非常に有用だと感じました。

14. ここだけ押さえる! 会社法のきほん

前半期に続いていまさら人に聞けないシリーズ(?)、今回は会社法について。株式とか経営のしくみとか会社の形の変わり方などを学べます。

15. 図解でわかるM&A入門 買収・出資・提携のしくみと流れの知識が身につく

いまさら人に聞けないシリーズPart2、M&Aです。こちらはM&Aに関する登場人物、具体的な流れ等を学ぶことができます。

▼その他

16. 教養としての決済

Paymentの会社で働いているので超今更ですが読みました。(著者も終盤で言及していますが)タイトルに"決済"とありますが、半分以上は銀行/金融の話だったりして、両者が切り離せない存在であることを痛感します。内容は業界の人じゃないと結構難しくて正直ちんぷんかんぷんな箇所もありましたが(笑)各国/地域ごとの決済/金融の歴史や特性を把握するにはうってつけの1冊です。

17. 失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと

マネーフォワード辻さんの著書。創業から今までのご自身の"失敗"について赤裸々に書かれています。ITスタートアップにいる身としては、ヒリヒリする場面がリアルに想像できてしまったので、ちょっとどきどきしながら読みました(笑)

18. 人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書

同僚に薦められて読んだ1冊。"ビリギャル"の著者がエニアグラムをベースに独自に確立した9タイプへの分類とそれぞれのタイプの解説が書かれています。私は診断の結果、「統率者」タイプが強いと出たのですが、嫌うこととして「自分に報告がなされないこと」、したがらない行動に「不満を心の中にしまって黙っておくこと」など、めっちゃ当たってる〜と思いながら読みました(笑)もちろん性格診断が全てではないですがかなり仕事に活かせる内容だと思いました。

以上です!
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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