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8/29

5:28起床。

天気は曇り。
垂れこめる暗雲は、何かの(誰か)の死を孕んでいる。

僕にできることは少ないけど、何もできないわけじゃないんだよ。

Light Danceを聴いている。「Tiny Musical」じゃなくて「How My Heart Sings」の方の。前者は静、後者は動。(と、僕は思っている。)今朝はキーボードの上でぱちぱちと踊りたい気分だったので、後者にした。僕は上機嫌。いや、僕の指先は上機嫌。何だ、お前自身は上機嫌じゃないのかと訊かれれば、どうだろうねと答える。何せ、浮かれるような気分にはなれないのだ。

どうやらパートナーが、やや不安定らしい。何が不安定かといえば、体だの心だの、たったの一言でいえるものではないからいわないけど、でも、僕にもそういうことはあるから、わかる気はするのだった。パートナーは今、そばにいない。同居していないので当たり前なんだけど、同居していたとしても、たぶん、今は1人になりたいんだと思う。「1人になんてさせない」とか「本当は、誰かにそばにいてほしいんだ」とか、1人でいることは悪しきことだ、なんて風潮があるけど、僕は、それはちょっと違うんじゃないかなと思う。自分が不安定だと感じるときは、1人で静かに過ごしたくなることもある。誰かといるっていうのは、エネルギーを消耗することだ。良くも悪くも。だから、1人でいることは、エネルギーを充填することでもあると思う。そんなときに、誰かが近くにいると、エネルギーを使い果たしてしまって、あげくのはてに壊れてしまう。僕にも、そういうときがあった。だから、1人でいるっていうのも大切なんだと思う。

けれど、パートナーは今1人でいるけど、独りじゃない。

「近くにいないときも、ちゃんとそばにいるよ」

これは、以前パートナーが僕にいってくれたことば。そして、昨日僕がパートナーにいったことば。1人でいることも、大切だ。でも、独りでいることは大切じゃない。パートナーは独りじゃないことを知っているから、1人でいられる。僕も、きっとそうだ。だから、僕はパートナーを見守っている。いざというときには、本当にそばにいられるように。

とはいえ、心配なのには変わりはない。心配していることを表に出しすぎると、あっちの負担になるだろうから、出さないけど。僕は、ちゃんとそばにいるよ。いつでも、どこでも。だって、僕は……それは、ここでいうのは恥ずかしいから胸の内に留めておいて、と。……僕も。僕も、独りじゃないんだよな。あなたのおかげだよ。ありがとう。それだけで、僕は今日も生きていける。それじゃあ、また。ね。

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