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8/22

5:05起床。

天気は曇り。
これから今日1日が始まるというのに、すでに終わっているようでもある。

「あなたにとって、『働く』とはどんなことですか?」

疲れた。全く以て、完膚なきまでに……という程ではないけれど。昨日、とある企業の二次試験があったので行ってきました。先日、別の企業から不採用の烙印を押されたばかりだというのに、時は待ってくれないものだ。指定された時間の15分前に来てしまったけれど、案内役の人は存外親切な方だった。この人が面接官だったら良かったんだけどね……と感慨に耽る間もなく、Excelの実技試験(5分)開始。終了。ああ、暇だ。大丈夫かねえ。と、ちくたくちくたく、面接の開始時間まで控室で1人、座り呆けていた。採用されるのかしらねえ。いやいや、採用されないとまずいんだよ。己の経済状態を鑑みなさい……。「それではまず、志望動機をお願いします」ふあーい。やってやろうじゃないですか。

……長い。長いですよ。面接官4人いるからしょうがないにしても、1人1人の持ち時間が多めですよ。その内、僕は緊張しているんだか油断しているんだかよくわからない心持ちになっていった。想定内の質問にも想定外の質問にも、僕はつっかえつっかえ答えた。ぺらぺらと流暢に……は、ステータス異常でも起こらないかぎり、僕にはちょっとむつかしい。私生活でさえ、そうなんだから。なので、僕は自分の力が及ぶ範囲内で出来る限りのことをした。出来た、かなあ。自分の力なんて、たかが知れているけれど。でも、それでいいんだよね。入社してからが本番なんだから、その試験で自分を大きく見せてもしょうがない。僕は、こういう人間なんです。でも、出来る限りのことはします。僕が、出来る限りのことを……。出来れば、あまり人と関わらない業務をお願いします。とは、いわなかったけど。(前職の退職理由も、対人関係によるものであることは伏せた。)この人達は、僕という人材が欲しいんじゃない。職場で使えそうな人材が欲しいんだ。自分を大きく見せようとしなかったことは本当だ。でも、都合の悪いことには蓋をしておいた。だって、そうしないとあなた達、僕を欲しがらないでしょう? あはは。

会社を出たときには、面接開始から50分以上経っていた。僕、そんなに喋ったんだ。もう、何いったのか覚えてないや。はあ、疲れたよ。さて、昼食昼食。僕は何にしようか考えながら、きっと次の企業の面接でも「御社が第一希望です」っていうんだろうな。そんなことも考えていた。

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