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10/27。「Drop dead,××」? ……あはは。それは、さすがに無理だよ。

5:58起床。

天気は曇り。


「おまぬけさん、おまぬけさん」
それは、どうもありがとう。


『Winnie The Pooh』……じゃなくて、『The World of Pooh』だってさ。内容は同じみたいだけどね。『Winnie The Pooh』は何年も前から持っていたけど……僕は、プーさんが好きだからね。ついつい、お買い上げしちゃったのさ。(実際にお買い上げしたのは、2ヶ月ほど前だけどね。

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The World of Pooh/A.A.MILNE(1971年)


プーさんって、何で「さん」付けなのかな? クリストファー・ロビンも、プーって呼んでるよね? 日本では「プーさん」だけど、海外ではどうなんだろう? ……。……。何十年も前から愛されつづけているプーさんだけど、まだまだ知らないことばかりだね。


一昨日、パートナーに絵本(ちなみに、ゴフスタインの『おばあちゃんのはこぶね』。)を読み聞かせしてもらった僕だけど、それがあまりにもよかったからさ、昨日もしてもらったんだ。……うん、そう。『The World of Pooh』をね。


「……英語だね」
「そうだね」


パートナーは、ネイティブスピーカーと同じように英語を話すことができる……なんてことは、もちろん無くて。だからこれは、本当の本当にわがままだった。


正しい発音とか、イントネーションとか、そんなのは求めちゃいなかった。ただ、パートナーの声を聴いていると安心するから――心地よく眠るためには、おあつらえ向きだから。それは、英語でも日本語でも変わらない。僕は、パートナーの拙い英語に耳を傾けながら、瞼を閉じた。


僕はリスニングは得意じゃないけど、『Winnie The Pooh』の日本語版は何度も何度も読んでいたから、内容は大体わかっていた。大好きな物語を、大好きな人が辿ってくれる。ああ。こんなにうれしいことは、無いよ……。


途中で寝てしまったのか、それともパートナーに「もう大丈夫、ありがとう」といって打ち切ったのか、わからないけど。とにもかくにも、気付いたときには朝になっていた。寝ぼすけさんのパートナーはとっくに起きていて、今日は僕の方が寝ぼすけさんだった。


思わず、あはは、と笑ってしまう。おまぬけさん。僕は、おまぬけさん。少なくとも、今日はね。でも、たまにはいいかもね。「おまぬけさん」って、他人にいわれるのは厭だけど、自分でいってみるのは、悪くないもんだね。


そんなおまぬけさんは、今日もお休み。パートナーは、今日は仕事。僕のわがままに付き合ってくれたパートナーのために、今夜はとびっきりのディナーを用意しておこう。




HARRIET/のしたろ(2018年)

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