12/20。僕と、クリスマスと、Xデー。

5:50起床。

天気は曇り。





……。
……。
……あ、


誰か、泣いている。


海の、ずっとずっと深いところから。


……。
……。
……。


今、行くよ。


待ってて。





We wish you a merry Christmas,We wish you a merry Christmas……。このことばを検索すると、Wikipediaには「おめでとうクリスマス」と表示された。「クリスマスおめでとう」じゃないんだね……まあ、どっちでもいいか。


25日。子どもにとっては、プレゼントをもらえる日。僕にとっては、今年に限り、Xデーになってしまった。


何があったんだと申しますと……昨日、人事の職員さんにいわれたんです。僕を含め、パートタイマーの契約更新に関する面談が、25日にあるんだと。


僕は、いわゆる有期契約社員なので、働き始めた9月から3月末までの契約になっている。もちろん、求人票には、「契約更新の可能性あり」とは書いてあったけど……それは、あくまで可能性で、決定事項じゃない。そして、僕には、その可能性が無いんじゃないかと思っている。


迷惑、かけっぱなしだもんね。仕事中にパニックになったり、1日中寝込んでしまうほど気分が落ち込んで、仕事を休んでしまったり……。


ハローワークの担当さんは、「病気なんだから、しょうがない」「あっち(職場)も、それはわかってくれている」って、いってくれたけど……。どうなんだろう。職場だって、まともに仕事ができる職員を選びたいだろうし。こんな僕が選ばれるなんて、とてもじゃないけど、思えないよ……。


とにもかくにも、Xデーは1週間後だ。1週間後のことに、頭の中を支配されてもしょうがない。楽しいことを、考えよう。楽しいことを……。


……ああ、そうだ。昨日、Amazonから荷物が届いた。僕からパートナーへ、クリスマスプレゼントだ。ちょっと、早いけどね。


プレゼントは、パートナーが欲しがっていたコーヒーミルと、それから、パートナーには内緒で、こっそり絵本を注文しておいた。


絵本の題名は、「Love」。僕が、高校生のときに読んだ、思い入れのある絵本だ。長らく忘れていたけど、コーヒーミルを注文する直前に、ふいに思い出したのだった。


とびっきりの笑顔を見せてくれたパートナーに、僕は、Xデーに対する恐怖がやわらぐのを感じた。


……うん。どんな結果であれ、僕には、この人がいるんだ。この人ためなら、僕はきっと、今の仕事も次の仕事も、頑張れる。……気がする、だけかもしれないけどね。


よし。今週は、今日で最後だ。最後まで、やってやろうじゃないか。そして、今日が終わったら、パートナーと、おいしいごはんを食べよう。

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Love/ジャン・ベルト ヴァンニ(翻訳: 三辺 律子)(2007年)

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