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10/25。Hello,morrow.(Bye,merrow.)

5:28起床。

天気は曇り。


もう少しだけ、そばにいさせてよ。


心地いい眠りだった。昨日は、21時半に寝た。帰宅早々、軽く運動をして、風呂に入って、炊飯して、あとは、パートナーの帰りを待って。全部、心地よく眠るためのもの。


けれど、いざ布団に入ってみると、なかなか寝付けない。どうしよう、どうしよう……。僕は、まだまだ起きているというパートナーに、絵本の読み聞かせをしてもらった。読み聞かせをせがむなんて、まるで子どもみたいじゃないか。あはは、そうかもね。でも、いいんだ。どうせ僕は、まだ子どもみたいなものなんだから。


読んでもらったのは、この前図書館から借りた、M・B・ゴフスタインの『おばあちゃんのはこぶね』。まあ、少なくとも子ども向けではないね。でも、エドワード・ゴーリーよりは、するっと眠れそうだろう?


パートナーは、読み始める。僕は、イラストを目で追いながら、パートナーの声に耳を傾ける。幼い頃、父親にもらったちっちゃなノアの箱舟を大切にする、おばあちゃんの一生……。


1頁1頁読み進める度に、少しずつ眠気が降り積もっていくのを感じた。読み終えたときには、僕の目は半分しか開いていなかった。僕はパートナーにお礼をいって、布団を肩の上まで引っ張った。


「おやすみ」
「おやすみ」


パートナーは隣の部屋に移動した。パートナーが持って行ったノートPCの画面には、YouTubeのホーム画面が映っていた。夜ふかし、しちゃだめだよ。


アパートのどこかから、ギターの音が聴こえる。じゃかじゃか、じゃかじゃか。ここ最近は、毎日のように聴こえてくる。練習、頑張ってるんだんね。でも、夜中は避けた方がいいと思うよ。だって、ここまで聴こえてくるってことは、君の隣人には、大音量で聴こえているに違いないから……。僕は、自分でも気付かない内に、意識を手放した。


たぶん、恐ろしい夢を見た。もう忘れてしまったけど、とてもとても恐ろしい……。でも、頭の中は思いの外すっきりしていた。8時間以上眠るっていうのは、大切だね。あと、そのための準備も。


空も、すっかり明るいや。また、今日が始まるんだね。どんな1日になるのかは、わからない。でも、たっぷり眠ったからさ。きっとそれなりに、素晴らしい1日になるんじゃないかな。単純だけどね。


さて。トーストでも焼きますか。




morrow/majiko(2016年)

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