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9/20

6:03起床。

天気は曇り。
あるいは、もしくは、その上で。

Call.Response.僕には、いつも聴こえている。

9月20日。僕にとって、忘れられない日だ。4年前――2015年の今日は、古川本舗の活動終了前の最後のライブの日だった。

古川本舗とは、僕が最も敬愛するアーティストの1人だ。あれは、7月だっただろうか。ある日いつものようにツイッターを開くと、TLがざわついていた。僕は、TLを遡っていった。厭な予感がした。そして、その予感は的中した。「古川本舗、活動終了」。信じられなかった。信じたくなかった。もう、この人の新作を聴くことができなくなるのか。(もちろん、これまでに発表された作品は大切にすることを前提として。)1人呆然とする中、ラストライブが9月に行われるという情報は、なんとか目にすることができた。場所は、東京。地方にいる僕にとって、そしてあまりお金の無い僕にとって遠い場所だけど、なりふり構っていられなかった。僕はすぐさま、ライブチケットを申し込んだ。抽選だったけど、無事に当選した。僕は、最初で最後の古川本舗のライブへと旅立ったのだった。

僕は、そわそわしていた。慣れない土地で、慣れないことをしていたから。でも、会場に到着すると、そのそわそわ感は別のものになった。僕は人が大勢いる場所は苦手だけど、ライブだけは別だ。この人達はみんな、古川本舗の最後の勇姿を見届けようとしているんだ。そう思うと、孤独感とか、そういうのは消えた。僕は、妙な嬉しさを噛みしめていた。

そして、ライブ本番。彼らは姿を現し、会場に音楽が流れ出す。僕は、泣いていた。1曲目が始まってから、たぶん3曲目くらいまで泣いていたと思う。何に対する涙なのかは、わからなかった。でも、嬉しくて嬉しくてしょうがなかったことだけは覚えている。ずっと焦がれていたものが、たしかにそこにある。僕を何年も支えてきたものが、すぐそこに。僕は、1曲1曲を忘れまいとするように、1人強く握りしめていた。

その後、当日のライブを収録したCDとDVDが発売されること(もちろん、両方買った)、もう一度だけライブをやりたくなったので12月にそれを行うこと(そっちのチケットは外した)等々のアナウンスもしっかりと聞き届け、ライブは終わった。

4年経った今でも、僕は思い出す。前日まで忘れているくせに、当日になると思い出すんだ。あの音を、あの熱を。……ああ、なんだか今日はいい1日になりそうだ。単純かな。……頑張ろう。

古川本舗 .CALLC.&.CALLV.1st Trailer(2015年)

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