12/19。躁鬱について。もしくは、目に見えないものについて。

5:53起床。

天気は曇り。




……。
……。
……。


「おはよう」


誰?


……。
……。
……。


「おはよう」


誰?
誰なの?


僕は、目を開けた。


あれ?


夢?
夢、だったの?





一昨日は、元気じゃなかった。昨日は、元気だった。ただし、自分で抑制しなければならないほど。躁鬱の、躁の方だった。


かかりつけの病院では、躁鬱病(双極性障害)と診断されたことはない。(通院し始めて1年以上になるけど、カルテ上では、僕はずっと鬱病のままだ。)


実際に、躁のときよりも、鬱のときの方が多いし(1ヶ月を10とするなら、2:8)、鬱の状態に比べれば、躁の状態は、自分でコントロールできる程度だから、軽度中の軽度なんだろう。


それって、本当に躁なの、って思う人もいるかな。もしかしたら、僕は間違っているかもしれない。でも、良い元気と悪い元気って、なんとなくわかるものなんだ。


一応、躁鬱を簡単に説明すると、鬱は、気分がめちゃくちゃに下がることで、躁は、気分がめちゃくちゃに上がることだ。……じゃあ、鬱はともかく、躁は問題ないんじゃないの、って思う人もいるかな。(まあ、僕の書き方も悪いんだけど。)でもね、その実、あんまりよくないんだよ。


躁って、テンションがものすごく上がっている状態なんだけど、そういうときって、何でもやってやろう、何でもできる気がする、っていう気分になるとき、ないかな。それが、良い方に動けばいいんだろうけど、大体悪い方に動くのが、躁だ。たとえば、ものすごく落ち込んでいた人が、突然、ものすごく元気になったかと思えば、2階から飛び降りちゃった……とかね。


まあ、ここでは、躁鬱の基礎知識について書きたいわけじゃないから、この辺にしておくけど。


ここしばらくは、職場にいると、どうしても気分が塞ぎこみがちになっていたんだけど――それはそれで、煙たがられるんだけど――そんな人間が、昨日になって急に、てきぱき動くようになったらどうなるか。


あら、元気になったのね。よかったわ……なんて、好意的な反応ばかりが返ってくるわけじゃない。目を見れば、わかる。奇妙な生きものを見る目で、こちらを見ているのを。


まあ、しょうがないんだけどね。気分の上がり下がりがコントロールできないんですって、いったとしても、わかってもらえないだろうし。大体の人は、目に見えないものは、わかってくれない。


今日は、どうだろう。うちにいるときと、職場にいるときって、全く違うから、予想がつかないな。まあ、躁でも鬱でも、白い目で見られるのは、変わらないから。僕は、僕のペースを、守れるようにしよう。

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