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うれしい、たのしい、やさしい場所は、じぶんでつくる。

今週はずっと動き続けている感じがする。

どうにか立ち止まっても、エンジンがずっと蒸されている感じ。。こういう時は、呼吸や姿勢、口をつく言葉の一つ一つを丁寧に見直す時。だいたい全部が、せかせかとして、小さく縮こまっていて、さらに乱暴になってることが多い。

いまのじぶんには、やさしい場所が必要だ。

ぼくは今の会社に入社してすぐ、むしろ一番最初やったことが、『カフェ・ド・クマ』という社内部活動の立ち上げだった。

入社時に、『部活動制度』というものがあることを知り、1人あたり月額、1000円まで補助が出る。そんな素晴らしい制度を使わないのは、交通費を受け取らずに自費で毎日出社してるようなもの。じぶんの好きなことを研究できるし、それに研究費も出て、仲間も増える。

最高じゃん。

コーヒー部はたまたまなかったため、ないならじぶんでつくろうと、入社後すぐに声を上げて数日で設立。

月に一度の開催を目標に終業後の『カフェドクマ』をはじめたのが、3年前の2016年6月の入社時。それから月一開催だったのが、隔月になったり、半年に一回になったり…紆余曲折をへて、ぼくがやりたい時に声をかけると5〜10人が集まってくれるようになった。さすがにこれでは、まずいと思い、今年は月一開催に再度挑戦している。そして、2月の最終日だった笑

結果的に、この場でしか関わらない人がほとんどだった。

会社ってそういうものかもしれないけど、じぶんの業務内、デスクの島、フロアが近くなければもはやほかの会社かってほど、関係が薄くなる。それは、前職の楽天時代にも感じていたことで、とてももったいないなぁと思っていた。

ぼくは仕事柄とても特殊な業務を担当していることもあるし、そのためだけに会社に入ってきたので、ほかの部署との関わりが本当に薄い。実際に、社内の偉い人や、有名人をほとんど知らない。

ただ、このカフェドクマで何度か顔を合わせる部員のみなさんとは、社員…というよりも、コーヒー仲間という感じでお付き合いをしている。今日も、8人程度の人が入れ替わりでやってきて、ぼくが抽出したコーヒーを飲んではおしゃべりをして帰っていく。そして、今日初めてちゃんとしゃべったみたいな人もいれば、今日で最終出社なんですよ、という人もいたりした。

最終出社はさすがに寂しいけど、それでもやっぱり、『あー、やっててよかったなぁ。』と、素直に思った。何も特別なことはできてないけど、全く関わりのない人たち同士、コーヒー片手におしゃべりしてる。そんな場を作れて本当によかった。

やさしさの居場所。

売上げを伸ばす場所でもないし、生産的な場所でもない。コーヒー好きな仲間たちが仕事終わりに集まって、素人のぼくが淹れたコーヒーを飲んでは、話すだけの団欒の場所。

でも、『カフェ』って、本来そういう場でいいような気もしてる。美味しいコーヒーとか、珍しいケーキやチョコレートが、あるならそれに越したことはないけど、その場の空気や、好きなものでつながった人たちと、自由におしゃべりできる場所があれば、人はもっともっとゆっくりと、力を抜いて、すーーっと深呼吸ができるようになるんじゃないかな。

やさしさを感じる場所は、じぶんにでも作れるんだと、そう感じた1日でした。


ぼくも誰かの応援をしようと思います!