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子どもは小さい大人?

「子どもって本当は全部わかってるんじゃなかな?」
って思ったことありませんか?

何もできないように見える、ただ寝転がって泣いたり笑ったりしてる赤ちゃんを見ると
「いやいや、まっさらで何も分かってなくて、親が何から何までしてあげなきゃならないんだから、子どもは未熟な存在に決まってる」とも思えますし

でも、ふとした時に赤ちゃんと目が合って
「え?なんか今すごく私に何か言ったかも」と感じる時もある私です。

少し調べて見ると
17世紀くらいまでは
「子どもは小さな大人なのだ」と考えられていて
7歳くらいを過ぎると大人同様に労働をさせられていた歴史もあるようです。

しかしその後
「子どもには子ども特有の世界がある。子ども時代という大切な期間がある」
という説が広がり
「子どもは小さな大人ではない」という考え方に変わっていったようです。

医学的にも
私は「小児科」というのは特別な診療科だと思っています。
それは大人とは違う様々な子どもの体や心の特異さがあるからです。
なので特に小学校低学年くらいまでは、やはり小児科さんにかかることをお勧めしています。

ちょっとそのあたりはさておき

今回お話ししたいのは

タイトルとは少し逆のように聞こえるかもですが

「子どもは小さいけど一人の人間だよ」ということです。

生まれたばかりの赤ちゃんというのは
あまりにもフワフワで小さくて頼りなくて
触れたら壊れてしまうような感じもして

おっかなビックリに接してしまうこともありますよね。

言葉も話せなくて泣くだけなので
「なに?なに?どうしたの〜?」って
謎だらけで、わかんないわかんないになることもいっぱい。

そんな時は
「私だったらどうして欲しいかな?」とちょっと想像してみるのも一つの方法です。

授乳もしてオムツも替えたのにまだ泣いてる。
どこか痛いのかな?具合が悪いのかな?
いっぱい考えます。

そうでもなさそうなのにぐずってる時
私だったらどうして欲しいだろう?
と想像してみてください。

ひょっとしたら
「そっか、そっか、なんか嫌なんだね〜、そうかそうかあ」
「ああ、嫌だ嫌だ、嫌だったんだね、悲しかったんだね」
なんて意味はわからずとも相槌を打ってもらえたら
ちょっと気分が落ち着くとか

「抱っこが好きなのかなあ?甘えん坊さんなんだなあ」
って言って抱っこしてもらえたら気分が落ち着くとか

つまり
あなたがイライラしたりしたりモヤモヤしてる時に
他人に言ってもらいたい言葉を想像してみてもいいかもしれません。

寄り添う言葉をもらえたりするだけで
人って救われた気持ちになったりすることもあるのではないかな。

実は子どもだって、そんな時っていっぱいあるんです。
「子どもだからわからないから教えてあげなくちゃ!」
っていう目線だけではなくて
一人の人間としての気持ちを想像してみて欲しいのです。

ご飯を食べない時も
何かこぼして失敗しちゃった時も
ミルク飲んでる途中でうっかり眠っちゃった時も
早い時間に寝つき過ぎて朝早く起きちゃった時も
なかなか寝付けない夜も
頭をゴンとぶつけちゃった時も
おもちゃの取り合いで泣いた時も

もちろん、今はもう大人になったあなたなら
もっと上手に効率よくやれると思います。

でも、まだこの世に生まれてきて数日、数ヶ月、数年の
規則も時間も理解していない新入りさんだったら
どんなふうに声をかけて欲しいかな?
どんなふうに待って欲しいかな?

ひょっとしたら子どもは色々大人と同じくらい全部わかってるのかもしれない。
わかってるけど体や脳の使い方がまだ不慣れで
うまくできないだけかもしれない。

私はちょっとそんな気がしているのです。

「小ちゃくて未熟な不完全な何もわかっていない存在」
という子供への認識から
「子どもも私たち大人と同じ小さい一人の人間なんだ・・・ということは?」
って、想像するときっと子どもの心にグッと近づけるように思いますよ。

子どものことなんて全部わからなくて大丈夫です。
だっていくらあなたから生まれたとはいえ
体は別々の人間なんだから。
でも、やっぱりここに生きる同じ一人の人間なんだっていうこと
覚えておくと楽しいかもしれませんよ。

今日はクリスマス🎄

子どもの頃あなたが想像していたサンタさんはどこからお家に入ってきましたか?

私は子どもの頃
「うちは煙突がないから玄関の鍵を開けておかなきゃ」
と母に言ったら
「そんなのどっからでも入ってくるから玄関閉めても大丈夫!」
と言われて鍵を閉められたのを覚えています。

朝起きてみたら
本当にどっからか入ってきたサンタさんが
日記帳を枕元に置いておいてくれていました。

サンタさんはどっからでも入ってくるって知ったクリスマスの思い出です。

みなさん、メリークリスマス🎄
みなさんのサンタさんはどっから入ってきたのかな?
また聞かせてね(^ ^)

では、今年もお付き合いいただきありがとうございました。

来年もまたよろしくね。
良いお年をお迎えください。

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