見出し画像

会ったこともないやつに「軽んじている」なんて言われたくない

「軽んじている。」

オレの一連の行動についてなのか
対象の女性に対してなのか
はたまた業界に対してなのか。

真相はわからないが、あの時の出来事を
そう表現したやつがいる。
(まあ、上層部というか経営陣だな)

会って、話もしたことのないやつに
そんなふうに言われる覚えはないがね。

夢にえがいている彼女の思いを
オレは壊さないように、傷つけないように
どうすればいいのかってのを
あの空間のなかでずっと考えていた。

最初、彼女がやってきたばかりのときは
当然ながら距離は遠かった。

だんだんと距離が近くなるのを
もちろん感じながらも
「想い」には気付いてあげられなかった。

パーソナルスペースに入れたのが原因
みたいな言われ方を管理者にされたが
そもそもオレは彼女だけを特別視してないし
距離が近い子は近いし遠い子は遠い。

それぞれの接し方を尊重したってだけ。

だから、なんにも悪いなんて
思っちゃいないんだよ。

そう思ってたんだったら
もっと早くにオレに伝えればいいし
事が大きくなってからそんなこと言われても
それは単なる結果論だろって思う。

まあ、上司としては失格だわな。

長く役職者としての経験を持っているオレは
そういう結果論みたいな
部下のケツを拭かない奴は大嫌いだ。

偉そうにそうは言ってみても
オレも結局は、彼女の想いを
どうすることもできなかったのだから
無能だと言うことなんだと思う。

膨れ上がった彼女の想いも
いつかは、普通に同年代の子に
恋するようになるだろうって思って
それまで、何とか見守ろうと
考えていたんだけど引き出しがなかった。

異動という、体よくオレを排除して
そして、彼女を傷付けて
一件落着したようになったんだろうが
あんなもん、一件落着でもなんでもないし
むしろ、「軽んじている」という言葉を
そっくりそのまま、お返ししたいね。

事なかれ主義が起こした悲劇。

オレは今でもそう思うよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?