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「ワンオペ育児」という言葉を封印してみたら心が軽くなった(愛し愛され生きるのさ)

ワンオペ、ワンオペ、三連休もワンオペ。そう頭の中でつぶやいていたら心が重くなって、苦しくなって「大変なことをしている」「大変、つらい、と思う自分が嫌だ」になった土曜日昼下がり。
午前中の運動会の時だけ夫が無理矢理に参加できた。そのあとすぐ仕事、夜中まで仕事、早朝に家を出る、を繰り返して子供達に会えすらしないという日々が続いていく。
娘のはじめての運動会、すごく楽しみにしていて、ワクワクしていて、ひさしぶりのパパもいるし、娘もすごく楽しみにしてて早朝に起き出してしまうほどで(娘の運動会の間、同じ保育園だから弟は預かってもらえて束の間の一人っ子タイムでもあった)私も嬉しくて、楽しくて、一生懸命踊る娘が誇らしくて愛しくて、知らないパパママに緊張して(6月に転園したばかり)、どっと疲れが出て、でもお昼ご飯食べたら(このお昼すらも仕事で夫はそわそわしていて、いいとこ取りでいいななんて思って苦い気持ちになってしまって)あゝワンオペ。明日も明後日も…と思ったら苦しくて苦しくて…

「だめだ、私、育児向いてないのかも」と落ちた、三連休初日に。それでも子供達は元気なわけで、あと2日と半分あるわけで。お休みを毎日指折り楽しみにしている娘のことも知ってるから、なんとか楽しませんと気張るけれども、苦しくなった。

で、そこで、思った。
「ワンオペ育児」という言葉があかんのでは、と。

ワンオペ育児、という言葉自体に「大変だね、しんどいね」が含まれすぎている。ネガティブワードすぎるのだ。

愛しい我が子、言葉がどんどん増えていって「ぎゅー!」としてくれる後追いマックスだけど可愛い盛りの一歳の息子に、「そんなことできるの?!」の連続でおしゃべりも楽しめて、最高に頼もしくてでもたくさん私を求めてくれる愛おしい三歳の娘。愛してやまない子供達と、共に、生きる、3日間じゃないか、と、おもった。

そうだ、「共に生きる」だ。
「育児!」なんていうとこっちがしてあげるばっかりみたいでしんどくなるけれど、だってギブアンドテイクで私もたくさん笑うし楽しんだっていいし、何しろこの時間全てが後から思えばどうせ愛おしいのだ。(この押し付けも、人からされたらやだけど、自分で思いを馳せる分にはいい)

わたしが「この三日間」を楽しめればいい。
タイムマネジメントはたしかに子供達と生きる上で肝だし、スムーズにいかせるに越したことはないけど、仕事じゃない。世界で1番大切で愛おしい人たちと過ごす、大切な時間だ。そうだ、そうじゃん、ワンオペの響きが強くって忘れてた。

そう思ったら、心が軽くなった。

気張りすぎず、でも楽しめるように。
息子の寝かしつけの20〜30分は娘に好きなパウパトロール観てもらって、でろんでろんにみえないところで愛おしすぎる息子を甘やかして寝かせて、寝たらこっそり降りてきて、娘と「束の間の2人時間」を愉しむ作戦をいっぱいたてよう、そう思った。

土曜日の公演帰りに百均で好きなビーズを買ってきて、日曜日は娘と2人でビーズでブレスレットとネックレスをつくった。口が尖ってしまうほど集中して、すいすいビーズを細いゴムに通していく。ちゃんと娘なりのパターンやこだわりがあって「わたしだけの、ネックレスだあ」と出来上がりにニヤけていた。それからずーっと起きている間はブレスレットとネックレスをつけていた。愛おしい。

娘の三歳はもうすぐ終わってしまう。四歳になったら、もっと、さらに、いろんなことできるんだろうな。それを一緒に体験しながら生きていけるって、なんて尊いんだろう。


共に生きられる時間なんて、限られてる。
保育園に通っている時間は私は共有できないし、学生になったらきっと、もっとだ、家から出ていったら時々大人びた感じて会話することにもなるんだろう。

いまだけだなあ。
今だけなんだもんな。


ワンオペ、ワンオペって言うと苦しいけど。
子供達の成長間近でひとりじめできてしまうと言う訳でもあるわけで。こんなに求められることも、ないわけで。


うまくやろうなんて思うと、成功失敗があってより苦しくなるけれど、楽しければそれでいいんじゃないかなあ。一緒に「生きるの楽しい」ってなれたらそれで。

あまりにも私がひとりで大変ってのを漏らしてしまっているようで、娘に「ママ、腕が4本あったらいいのにねえ」なんて(私がいった言葉を)言われてしまったりして、反省していたけれど。


もはや一緒に生きるわたしだって、ありのままだけれど。でも一緒に生きてる人がそれを「つらいたいへんくるしい」ってしてたら、それもその人(私)のこと大好きな人たちからしたら、きっとそれって悲しいから。


ワンオペ育児

と言う言葉を、封印するのだ。


そんなふうに思う三連休最終日。
年内はずっとこんな感じなのだし(夫は遠洋漁業にでています…ばりの繁忙期は続く)トライアンドエラーしつつ、なんとか、たのしくいきていこう。誰よりも、私が。

最終日の今日の2人時間はクッキーを焼いた。
あまくて、たのしくて、おいしくて、嬉しい。

次の休みは何をしてあそぼっかな、なんて、考えられている夜なのです。


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