見出し画像

もみじでWelcome!上海の夜

こんにちは!
いつも訪問してくださって、本当にありがとうございます。
今回は「リクエスト編」としてお話します。

というのも、こちら(↓)で

「海外のビジネスエチケットに関する、素朴な疑問リクエストがあれば、お気軽にどうぞ!」

と、お伝えしたところ、チューダさんより、リクエストをいただいたからです。
チューダさん、ご質問いただき、ありがとうございます!

あなたも、疑問やリクエストがあれば、私のどの記事からでも大丈夫なので、コメント欄から是非。

あなたのご紹介、そしてあなたの記事のご紹介を兼ねて、リクエストやご質問にお答えします。

いつも遊びに来てくださるあなたへの、ほんの感謝の気持ちです。

期間を限定せず、いつでも受け付けておりますので、お気軽にコメント欄からリクエストやご質問をいただければと思います。


さて、早速、チューダさんを紹介させていただきます。
チューダさんというお名前は、ブッダのお弟子さんの名前にちなんで命名されたもの。

ブッダの教えを、現代社会に投影した「人生の気付き」について、投稿されています。

チューダさんの記事で、私のお気に入りは、この記事。

—-
自分のキャリアを若手に伝承していくことを基本スタンスにすること

だけでは不十分で、それは思考停止と同じこと。

自分がいかに新しいことにチャレンジして成長を続けるか、が大切である

Non Stop 成長!」を、人生を歩む意味のひとつと掲げている私にとって、気を引き締める意味で、とても響きました。

そして、チューダさんからのリクエストです。

チューダさんからのリクエスト
私はビジネスでもアジア圏の出張しかないのですが、台湾の臭豆腐とか鴨の血を固めた料理とかに苦戦しました💦
一つリクエストですが、海外の食事で「いやこれはちょっと辛かった」みたいなのがあれば知りたいです✨

台湾の臭豆腐はたしかに、強烈な臭いですが、私個人としては、味は好みで、割と好きでした。

チューダさんのおっしゃっている「鴨の血を固めた料理」は、食べたことがありませんが、私は恐らく食べられないと思います。

というのも、台湾人の友人が「漢方入り牛の血のスープ」を美味しそうに食べていて、それを食べることができなかったからです。

そのスープは、滋養強壮バツグンらしく、

「味見してみる?」

と、ススメてくれましたが、どうしても首を縦に振ることができませんでした。


好き嫌いの判断基準

もともと、私は、味よりもむしろ、見た目で好き嫌いを判断してしまう傾向があります。

そのため、日本人にあるまじき(汗)ことなのですが、「頭の付いた魚」は、すべて食べられません。
たとえば、

 ● 頭の付いた魚(頭を取れば食べられます)
 ● かに味噌
 ● 白子
 ● うなぎ・あなご
 ● もつなどの内臓系

すべて苦手です。
「踊り食い」や「活き造り」も、もってのほか。

日本の美食が堪能できず、損をしていることは、自覚しているのですが、未だに克服できません。

そのため、会食のたびに、アレンジしてくださる秘書さんには、いつもご面倒をお掛けしてしまっています。


もみじでWelcome!

ひょんなことから、怒涛の海外出張生活に突入した私ですが、数年後、私は、上海に赴任することになりました。

上海オフィスには、200人以上が働いていました。
そのうち、外国人はオーストラリア人のバサール、フランス人のセバスチャン、そして日本人の私の3人だけでした。

そのためか、中国人の同僚たちが、とても親切にしてくれました。
とにかく、外国人の私たちが、ひとりぼっちにならないよう、何かと声を掛けてくれたり、世話を焼いてくれたりしました。

上海オフィスの初出勤の日。
同僚のケビン(中国人)が、私と、同じく新しく上海に赴任してきたバサールのために、ディナーに連れて行ってくれました。

私はスパイシーな食べ物が大好きなので、その日は、おしゃれな四川料理のレストランで、食事を楽しみ、二次会に流れました。
二次会は、リバーサイドのビアガーデン。

ケビンが
「2人にとっておきのおススメをご馳走するから☆」

と、言ってくれて、バサールと私の2人はワクワク。
すると、バケツに入った食べ物が運ばれ、ビニールの手袋が渡されました。

バーベキューのチキン
手が汚れるから、手袋使って!」

手袋をはめ、さぁ!バーベキューチキンを食べようと構えたところ・・。

鶏の五本の指(もみじ)がお目見え・・

ギョッとするバサールと私に、ケビンが陽気な声で、

Welcome to Shanghai!!

と乾杯の音頭をとります。

手袋をしたまま、ビールを片手に硬直しているバスと私を見て、大はしゃぎのケビン。

「食べられないだろうと思って頼んだから、大丈夫。
中国は食の国。
無理して食べなくていいけど、せっかくだから、バーベキューソースだけ味見してみて☆」

バサールと私は、バーベキューソースをペロッと味見し、無事「歓迎の儀」が終わりました。


このように、見た目で好き嫌いを判断してしまう私は、上海滞在期間中は、食から色んな洗礼を受けました。


四川料理の名物とは?

私はスパイシーな味付けが好きなので、四川料理は、大好きなですが、本場・四川料理の名物に

うさぎの頭

があります。

スパイシーな味付けのうさぎの頭は、四川では超メジャーな食事だそうです。

中国人の同僚たちが、

「akkie、そんなに四川料理が好きなら、ウサギの頭、食べてみる?
食べたいなら、お店に連れて行ってあげるよ!」

と、申し出てくれましたが、丁重にお断りしました。
※彼らも食べられないらしく、私が断ったので、ホッとしていました。

ちなみに、うさぎの頭はスパイシーな味付けがされている頭(耳なし)をチューチュー吸い、そのあと・・。(ご興味のある方は、「2020/11/13 23:12に投稿したこの記事のコメント欄」をご覧ください。)


雲南料理ではバッタを食べます。中国の人の食の嗜好を、

4つの足のものは、机以外は何でも食べる

と例えるようですが、上海出身の同僚たちからすると、この言葉は、雲南料理を指して言うとのことでした。
※真相は謎ですが・・。


お土産の”ビーフジャーキー“

とある月曜日。
同僚のレニー(中国人)が、地方に出張してきたということで、お土産をくれました。

ビーフジャーキーです。

私はビーフジャーキーが好きなので、早速封を開けました。
すごくスパイシーないい香り☆

スパイシー好きの私にはたまらない香りが鼻をくすぐり、ちょっと味見をしてみました。

「わっ!舌がビリビリしびれる・・」

スパイシーは大好きですが、あまりにスパイシー、舌がビリビリしびれて食べ続けられません。

残念でしたが、レニーには「ごめん!」と謝って残りを返却しました。

すると、レニーは

「やっぱ、ドンキージャーキーは口に合わなかった?」

と聞くのです。

「ん?ビーフジャーキーだよね?」

と私が聞くと、レニーは笑いながら、

「そう。”ビーフジャーキー”。
だけど、”ビーフジャーキー”は商品名で、ドンキー(ロバ)なんだよ!
びっくりさせてごめん。
僕も、ケビンみたいに
Welcome to Shanghaiしたくってさ!
僕は、これ好物だから、akkieの分はもらうね!」

ビーフジャーキーなのにロバ・・・?
頭の中が??で、混乱した私。


当時、中国人の同僚の間では、私たち3人の外国人同僚に、中国のビックリ食べ物で
Welcome to Shanghai ごっこ
をするのが流行っていました。

他にも

「黄身の色をめっちゃ黄色く加工した玉子
黄身の色が黄色い卵が売れるらしく、化学的なもの(恐!)を注射器で注入するそうです)」
黒い "お冷や"(中身は何か分かりませんが、のような味がしました)

など、さまざまなウェルカムを受けました。

もちろん、無理やり食べさせるということは、しません。
私たちの驚く様子を見て、ウェルカムするのを楽しむ遊びのようなものです。

サプライズの後は、最高に美味しい食事をご馳走してくれました!

そのため、私たち3人も
「次は、どんな食べ物でウェルカムされるんだろ?」

と、いつもワクワク楽しみにしていました。


いかがでしたか?

食にまつわるお話は、海外の人たちと交流しやすい話題です。

食文化の情報交換は、とても盛り上がりますよ!


せっかくの機会ですので、
次回は「海外の人に食べてもらえなかった日本の食べもの」も紹介します。


この記事が参加している募集

#スキしてみて

523,049件

サポートありがとうございます。 いただいたサポートは、誰かをサポートするために使わせていただきます!