記事一覧
「痴漢ゼロを目指すしゃべり場3」に向けて(メモ)
はじめに2022年4月18日にオンラインで開催された「痴漢ゼロを目指すしゃべり場2」に参加しました。ここで学んだことをふりかえり、6月15日(水)20:00-21:00に再びオンラインで開催される「痴漢ゼロを目指すしゃべり場3」に備えるためのメモです。「痴漢ゼロを目指すしゃべり場」に参加された方や参加される予定の方をはじめ、「痴漢ゼロ」を実現したいという思いを共有する方の参考になれば嬉しいです。
私が「イクメン」を嫌いな理由
はじめに厚労省の「イクメンプロジェクト」の一環として行われている「イクメンスピーチ甲子園」のエピソード募集を見てしまったので、この文章を書いています。優勝すると「イクメンの星」に認定されるのだそうです。
今、2021年ですよ?
あまりの時代錯誤に思わず笑ってしまいました。しかし、ただ笑って終わりにしてはいけない問題もここには潜んでいると思うので、以下に「私が『イクメン』を嫌いな理由」を書いてい
NHKクローズアップ現代+「あなたはひとりじゃない〜性被害に遭った男性たちへ〜」(2021年6月24日放送)のインタビューで私が伝えたかったこと
はじめに 2021年6月24日のNHKクローズアップ現代+「あなたはひとりじゃない〜性被害に遭った男性たちへ〜」の中で、私自身が10代で遭った性暴力被害とその後についてのインタビューが放送されました。この文章はインタビューを受ける前に私が伝えたいことをまとめたメモに加筆修正したものです。とても長くなって、当日はNHKの記者の方が何時間もかけて丁寧にインタビューしてくださいました。もちろんそれをすべ
もっとみる教員(公務員)が安保政策を批判してもいい理由(2015年の文章)
2015年12月19日にT-nsSOWL west高校生デモin大阪のデモ前集会でスピーチした直後、報道記者から取材を受けた。
「先生、大丈夫ですか?」
きっと「中学校の先生がこんな政治的なスピーチをデモ前の集会でして、仕事に影響はないのだろうか」と心配をしてくれたのだろう。それは僕自身もスピーチ前にずっと考えていたことだった。そこで「教員の『政治的活動の制限』とは一体どんなものなのか」を改めて
2015年12月19日のスピーチ
こんにちは。
僕は岡山県の中学校で社会科の教員をしている鬼頭暁史といいます。僕が知る限りこういう場で、大学の学者の先生以外の、小中高校のいわゆる「学校の先生」がスピーチをすることはほとんどありません。学校の中ですら、政治的な意見を言う先生は少ないのではないでしょうか。
壁となっているのは「政治的中立」という言葉です。「政治的中立に反して偏っている」「偏向している」といった批判を恐れて、多くの先生
この贈り物を誰に返せばいいのか?
大好きな先輩が亡くなった。
交通事故だった。
告別式の帰りの新幹線でこれを書いている。
先輩に出会ったのは僕が大学一年生のとき。誰も知り合いのいない東京で一人暮らしを始めたばかりで、今思えば不安で仕方なかった。先輩はもう大学四年生で特別なつながりがあったわけではなかったけれど、いつの間にかよく面倒を見てもらうようになり、一緒にいろんなところに遊びに行き、一緒においしいご飯を食べて、一緒にたく