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アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う!④-北斗七星-

Akiko Nishimoto lit.link(リットリンク)

みなさん、こんにちは!

今回は、前回のブログで書く予定だった、『カリオストロ伯爵夫人』に登場する重要な星座、北斗七星についてご紹介したいと思います。

私は、占星術もやるので、星に関しては詳しいほうだと思いますが、占星術で登場する星座と言えば、黄道十二星座なので、『カリオストロ伯爵夫人』に登場する北斗七星についてはあまり詳しくなく、どんな星座なのか、以前から興味がありました。

星座が、謎を解く鍵になっているなんて、なんて素晴らしいんだ!と、作者ルブラン氏の発想力に感嘆していましたが、この件もレンヌ・ル・シャトーの謎と関連があるのか、追々これから調べていこうと思っています。

こちらのブログでも何度も取り上げましたが、『カリオストロ伯爵夫人』では、北斗七星の7つの星とノルマンディーにある7つの修道院の位置が一致していることが明らかになります。

ノルマンディーの7つの修道院の位置

実は、この北斗七星は、大熊座の一部であり、熊の背中からしっぽにかけてがその位置にあたります。

ちょうど大熊座の背中からしっぽにかけての部分が北斗七星(仙台市天文台より)

大熊座は、88の星座の中で3番目に大きな星で、アルコルに関しては、目が良い人なら、肉眼で見つけられるため、昔はこのアルコルが見えるかどうかが視力検査代わりに使われていたようです。

北斗七星のアルコル(ぐんま天文台より)

ルパンは、北斗七星のアルコルにあたる修道院、すなわちジュミエージュ修道院に財宝が隠されていることを解明するんですね。

北斗七星は、北極星の近くにあるため、ほぼ一年中見えるらしく、最も観測しやすいのは、春らしいです。

『カリオストロ伯爵夫人』では、ジュミエージュ修道院が、ノルマンディーにある7つの修道院のうちの要の修道院として描かれていますが、『ジュール・ヴェルヌの暗号 -レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社-』によると、フェカン修道院も、かなりミステリアスな修道院のようで、このフェカン修道院に、私は今、興味津々なんですが・・・。

フェカン修道院も、これから調べてみたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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