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『モンテ・クリスト伯』-その1 幸せの絶頂から牢獄へ!怒涛の復讐劇の幕が上がる!-

(Spoiler Alert!ネタバレ注意!)

みなさん、こんにちは!

昨日の記事にも書いた通り、「アルセーヌ・ルパンの冒険」の記事が一旦完了したので、今日から『モンテ・クリスト伯』をみていきたいと思います。

私は、アルセーヌ・ルパンの冒険と並ぶくらい、『モンテ・クリスト伯』も大好き!

作者アレクサンドル・デュマが好きすぎて、約20年前にパリ郊外にあるアレクサンドル・デュマ博物館も訪れています。

アレクサンドル・デュマ博物館(写真が暗くてすみません)
博物館の敷地内に建つシャトーディフの館(この館には入れません)

また行きたい!

アレクサンドル・デュマと言えば、まず『三銃士』が思い浮かぶ人が多いと思いますが、私は『モンテ・クリスト伯』が好きです。

『三銃士』は、これまで沢山、映画化されてきましたが、なんと今年も2部作での新作が公開されるようです。

(以前、私のインスタのストーリーズでご紹介した映画です)

『モンテ・クリスト伯』も映画化されていて、何本か観たことがあるのですが、一番観てみたいのは、フランスで放送されていたジェラール・ドパルデューさん主演のTVドラマです。

探しているんですけど、私が加入しているNetflixやU-Nextでは配信されてないんですよね・・・😿

そして、ご存知の方も多いと思いますが、デュマは「王妃の首飾り」という作品も書いているんですね。

そうです!あの『ベルサイユのばら』に出てくる首飾り事件をベースに、デュマが物語を書いていて、ずっと前から読みたいなと思いつつ、読むことが出来なかったのですが、ついに、1981年に出版された本を見つけまして、図書館で借りてきました!

また、読み終えたら、こちらで記事にするかもしれません。

因みに、ルブランも「王妃の首飾り」というストーリーを書いているんですよね。

私が大好きなフランスの作家2人が、「王妃の首飾り」という作品を書いているとは、すごい偶然⁉、何の縁なんでしょう?不思議です・・・。

今回は初回なので、『モンテ・クリスト伯』の簡単なご紹介だけに留めておきますね。

『モンテ・クリスト伯』は、アルセーヌ・ルパンと同様、フランスが舞台の物語ですが、ルパンの時代より半世紀ほど前の時代になります。

デュマが、モーリス・ルブランより半世紀ほど早く生まれているからでしょう。

モンテ・クリスト伯は1800年代半ばあたり、そしてアルセーヌ・ルパンは1900年前後のベルエポックの時代のフランスが舞台です。

無実の罪で牢獄に14年間いた男が、脱獄して、自分を陥れた男3人に次々と復讐していく話です。

が!完訳版を改めて読んで、それだけではない人間愛も深い作品であることに気づきました。

完璧な復讐で男3人を破滅させるまで追い込むので、最初に読んだ頃は「よくこんなすごい復讐方法を考えついたな~」と思っていたのですが、そんな浅い話ではない!ということに改めて気づきました。

また追々書いていくかもしれませんが、作者のデュマもとても魅力的な人で、私は彼の破天荒な生き様が羨ましいと思っています。

デュマは作家&劇作家として有名になり、巨額のお金を稼ぎますが、その稼いだお金を惜しげもなく使って、死ぬときは一文無しだったらしいです。

すごいね・・・。

美食家でもあり、旅も好きだったようで、私もデュマみたいにもっと奔放に生きてみたいと思わずにはいられません

最後に、今回の記事は、2020年にアメブロに書いていた記事を加筆・修正したものですが、2020年の時点では、まだモンテ・クリスト伯のYouTubeは作っていませんでした。

昨年作成したYouTubeでも、『モンテ・クリスト伯』の面白さや舞台になった場所などを話しているので、あわせてご覧いただければ幸いです。

次回からは、舞台になった南仏のシャトー・ディフやマルセイユを紹介しながら、ストーリーをみていきたいと思います。

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