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📚2024 読書記録

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2024年の読書記録を、一冊ずつ140文字以内でまとめています。
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記事一覧

43冊目「「ロッチと子羊」で学ぶ中高生のための哲学入門 君のお悩み、哲学プラクティスで解決します。」小川仁志・「ロッチと子羊」NHK制作班📖NHKの哲学番組の書籍化!この本を題材に身近な人とそれぞれが抱える悩みのことを具体的に哲学の力を借りながら話し合いました。楽しい時間だった!

42冊目「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」ファン・ボルム📖韓国の文学文章を読むと内省的になる態度を美徳とするようなどことなくの静けさが漂いそれと同時に距離感をたもった他者との間の情を感じる。仕事やこれからの生き方やに悩む人へひとときの休息にもなる物語。今年読んだ本で最もお気に入りに!

41冊目「だめをだいじょぶにしていく日々だよ」きくちゆみこ📖レモン色の表紙と赤色の中表紙がかわいい。ゆみこさんもきっと日々の中で起こる繊細な感覚や心の動きを自分の言葉で綴り残さずにはいられない素敵な人。自分の中の子どもの心を見つめながらオンちゃんと共に生きるゆみこさんが美しい。

40冊目「わたしの兄の本」モーリス・センダック📖センダックさんがゲイであったと最近知り関心を持って手に取った本。死去する数日前まで病床で校正紙を何度も推敲したというセンダックさんの遺作。自身の死を直前にして描いた生と死の物語。この読書体験を機に死を描いた絵本を読んでいきたい。

39冊目「おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門 暮らしとメディアのモヤモヤ「言語化」通信」清田隆之📖社会の上でふと感じるモヤモヤは地続きに繋がっていてこのモヤモヤに無関係な問題なんてないのかもしれない。清田さん自身のエピソードを打ち明けてくれた語りに好感と共感を持ちました!

38冊目「スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方」高村友也📖シンプルに生きることについて学びのある本を読む週間。住む場所と住空間について。別所沼公園にある「ヒアシンスハウス」を想います。詩人の立原道造さんが生前に描いた夢の小屋です。この小さな小屋が私は大好きです。

37冊目「読む時間」アンドレ・ケルテス📖読書会に参加し本を通じて誰かと出会い語らう時、その場に集った一人一人がそれぞれに一冊の本を一人で読んだ時間を想像し「この人たちはひとりで本を読む時間を持てる人」と思う。谷川俊太郎さんの詩も「ひとりで本を読む時間」を言葉に起こしてくれている。

36冊目「あなたの木陰 小さな森の薬草店」萩尾エリ子📖大好きなハーバリストのひとり萩尾エリ子さん。薬草花々への眼差しが少女のようで幾つもの歳月の重なりも感じる言葉と写真たち。植物・出会う人との会話や言葉かけ、目の前のものとどんな心もちでかかわるか。エリ子さんからその多くを学んだ。

35冊目「365日のほん」辻山良雄📖本を選ぶ時「装丁と表紙(本が持っている雰囲気)」「タイトルと作者」が情報としてまずある。次第に「本棚で光っている本」がパッと目に入る。このブックガイドには表紙の記載がないことがすごくいい。辻山さんの本の中にキラキラと光る本が幾つも見つけられた。

34冊目「低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。 」かぜのたみ📖電子書籍で読んだけど紙の本で手元に置きたい…生活や幸せやお金やちょうどよい自分への捉えが少し軽くなり日常か楽しくなる知恵が満載!「心地よさの研究」にもかなり役立ちました。

33冊目「本とはたらく」矢萩多聞📖すごく面白かった〜!「本」「人」「はたらく」こと。不登校だった話、インド・タラブックスの話、子どもたちの絵の話、厚い背表紙のドーンとした感じも好き。多聞さんの分厚い日々。「この本も多聞さんの装丁だったんだ!」と新たな本との出会いもあり嬉しいなぁ!

32冊目「大丈夫、働けます。」成澤俊輔📖就労について考えるために手に取った本。成澤さんの明るく前向きな人柄が何人もの働くことに不安のある人を勇気づけてきたんだろうなぁ。この本を読んで私もその内のひとりとなりました。主治医の先生と就労についてもっと話そうと、きっかけにもなりました。

31冊目「椿ノ恋文画集」しゅんしゅん📖小川糸さんの連載小説に添えられた絵の画集。横長の新聞連載小説の内容に絡めて添えられる絵が昔から好きで皆川明さんの「森へ行きましょう」の画集も宝物にしている。ボールペンで描くしゅんしゅんさんの素描が楽しくてたくさんの絵を鑑賞できて本当に嬉しい。

30冊目「ベルリンうわの空」香山哲📖ベルリンのシェアハウスで暮らす若者のドキュメンタリーを観たので久しぶりに再読しました。やっぱり香山哲さんの作るものが好きだし今の気分にフィット、最近の自分の中のもやもやが漫画化されていてすごく安心しました。このままこの感覚を信じていきたいです。