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「海より」(詩)

明日の私が 笑っているのか
知ったら どうする
涙の橋を 駆け上り
大きく飛び越える準備をはじめようか

悲しみは 大きな湖ではない
巡る巡る 海のこと
それは 雨にも 川にも 変じるもので
喜びの一片に 愛の中心に 在るものでしょう

明日の私が 生きるのか
それすら どちらでも構わない
ここに生きている 事実の その先に
結びついたものである 私であってくれたなら

それだけで
私は私と 言えるものです
私は水滴のひとつ
落ちたら 海に 明日をたどるだけなのです

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