気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年冬ドラマ『俺の家の話』に出演する戸田恵梨香さん。俳優の松坂桃李さんとの結婚も発表しました。

小学生時代から芸能活動を始めていた戸田さんですが、本格的に女優業に踏み出すのは、現在の事務所「フラーム」に所属してから。『エンジン』（2005年）、『野ブタ。をプロデュース』（2005年）とメジャー作品に出演した後、映画『デスノート』（2006年）でブレイク。

以降は、『LIAR GAME』 シリーズ（2007-2010年）、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ（2008-2018年）、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜 』シリーズ（2010-2013年）と、大ヒット作多数のトップ女優に。

そんな戸田さんの作品でまず挙げたいのは、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』（2011年）。関西の阪急電車沿線を舞台にした、ハートフルな群像劇で、戸田さんはDV彼氏に悩む女子大生役で、主演の中谷美紀さんに次ぐ、準主役。同じ事務所の有村架純さんの映画デビュー作でもあります。傑作。

次はドラマ『鍵のかかった部屋』シリーズ（2012-2014年）。嵐のメンバーのドラマはあまり評価してないのですが、この作品は別。主演の大野智さん、ヒロインの戸田さん、そして佐藤浩市さんのコンビが絶妙で、ストーリーも文句なく面白い。これまた傑作。

最後は、つい最近の朝ドラ『スカーレット』。戸田さん演じる女性陶芸家の波乱万丈の人生を描いたこの作品。一見地味でしたが、半年間つき合ってみれば、しみじみと心に染みる名作でした。戸田さんの演技力の高さも改めて再確認。松下洸平さんを発掘した功績も大きいですね。

にしても、NHKオンデマンドがいまだに『スカーレット』を配信停止にしているのは、どうにかして欲しいものです（伊藤健太郎さん案件）。