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『英作文のユニークな学び方(高校入学編)』


昨日、
高校入学4日目の記事を書きました。


今日は5日目から
2泊3日の『学習合宿』に行った話です。


現在は
入学後すぐに知らない者同士を
仲良くさせるための
『オリエンテーション合宿』があります。
みんなでカレーを作ったり
共同作業の楽しい企画。




我々の時代は昭和です。
学校も手探りだったんでしょう。
『学習合宿』とは、
まさに読んで字の如し。
勉強する合宿でした。
オ〜ノ〜




朝から夕方まで勉強をします。
キッツ〜!
国語・数学・英語・社会
を集中してやります。

部屋の分け方は名前の順に
5名ずつが同じ部屋になります。


私は
名前の順が一つ前の焼肉屋の息子
(通称ニッシー)と
伝説の男(入学後3日間クラスを間違えた男)と同じ部屋になりました。
すでに何かが起こる予感しかない。

授業で忘れらないのが、
英語の授業後に行われる英作文の
小テストがありました。

10問,英作文の問題があり
8点以上正解で合格になります。
合格者は部屋に帰れます。


8点以下は
例えば5点なら合格点に足らない
3点❌10回で
30回腕立て伏せをします。

なんでよ⁇


5点足らない時は50回。
これを合格するまで
延々と試験が繰り返されます。
まさに昭和のやり方です。


腕立て伏せは嫌なので、
みんな必死になって頑張ります。



一斉にテストプリントが配られて
問題を解きます。
隣の席の人と交換して点数をつけます。
合格点の人は部屋に帰れます。



事前に
出る場所が特定されているので
ほとんど落ちません。



1回目のテスト。
私は何とか8点で合格です。
ニッシーは5点で不合格で、
30回の腕立て伏せをしています。
ビールの王冠を2本の指で曲げる
握力の持ち主ですから余裕でしょう!

終わったニッシーが、

『次は絶対に合格するから
ちょっと待っといて!』


と言ってきた。
私は仕方なく待つことにした。


暗記する時間をもらい、
再試験に挑みます。

なんとニッシーは、
またもや落ちました。

ウソやん⁇


腕立て伏せを20回しています。
ここで落ちたのは3人だけです。
3人の生徒に3人の先生が
マンツーマンでつきます。


「おいおい、ウソやろ?
 何してんねん!」

とツッコむと

『ゴメン、次は絶対合格するから待っといて!』

と言ってきた。

「しゃあないな、
次落ちたら絶対に帰るで!」

と言うと

『まかしとけ!』


自信満々に答えてきた。
アンタのその自信が怖いのよ!

このやりとりを聞いていた先生は
ニッシーの横に来てもいいと
言ってくれたので
横に座って待つことになった。
めっちゃユルユルなテストです。

再び暗記の時間があり
再再試験プリントが配られ試験開始。

1問目の答えが
『I  have〜』で始まる英作文でした。
これはわかるやろと見ていると
ニッシーは『I』を書いてから

『have』


が出てこずウンウン唸っています。

「ワッチャ〜、おいおいニッシーなんやねん?
haveわからんのかい!
1問目からこの調子なら絶対また落ちるやん」


と心の中で思っていると

先生がつぶやいた。

「あれや、あれ、ほら、沖縄のヘビや」

haveとハブを掛けた
絶妙なヒント!!

キレッキレのキラーパス。
ほとんど連想ゲームやん!

ニッシーも
さすがにこれはわかり

『あーhaveか!』


とゴールを決めた。
マングースと言わなくて良かった!


その後も、ニッシーが悩むたびに
先生からのキラーパスか飛んでくる。
ゴールするニッシー。

なんやこれ⁉️

テストの意味あるん?


英作文テストではなく、
連想ゲームと化す2人。
ニッシーはなんとか合格した。



あれでは落ちようがない。
ほとんど先生が答えを言ってる♪
先生も早く部屋に帰りたいよな。

しかし、
これが序章だとはこの時は
まだ誰も気づいてはいない。
学習合宿1日目の夜のことでした。



次回へ続く!

最後まで読んでいただき
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#66日ライラン
27日目

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