私はアラフィフ。絶賛更年期中。
最近は更年期を【命の母世代】っていうんですって！

つい数年前までは、【あの人、更年期なんじゃない？？】＝【怒りっぽい】【イライラしている】など、社会的偏見も大きかったのですが、最近は若年性更年期障害などの存在が知られるようになったり、男性にも更年期障害があることが当たり前になってきたり。更年期を悪口のようにいう人が少なくなってきたように感じます。

それでもやはり更年期障害が【おばさんのヒステリー】として扱われやすいのも現実。どこかタブーな話題として、気楽に語り合う機会はあまり多くないですよね。
人生50年も生きれば、大なり小なりみんなに起こる現象のはずなのに、圧倒的に知識が少ないこともあります。
人生の先輩方から聞いていた更年期の症状は、実際に体験してみて、初めて「お！！これか。」とびっくりすることが多い。まさに体験しないと分からないのが更年期障害。

そこで、まずは基本中の基本。「更年期とはなんぞや？」
から、中医師の湯忠立（タンゾンリ）先生※１）の講座「更年期」のテキストを読み返してみました。テキストに書き込まれた授業のメモなども参考に湯先生に教わったことを腹に落としてみる作業。重要です(^-^)


『更年期は45歳～55歳を指します。人生にはそれぞれ季節があり、誰にでも【思春期】があるように【更年期】もある。この【更年期】の時期になにか【障害が出る】とそれを【更年期障害】と呼びます。』

更年期は、男女共に避けては通れない生理上の変化の時。
多くの場合、症状が顕著に出るのは女性が多いようですが、男性の場合は五十肩や前立腺肥大などの症状が現れることが多いそう。日本人男性でこれらを「更年期障害」として自覚している人は少ないようですが・・。

確かに、日本には「婦人科」はあるけど「男性科」はないですね。
湯先生から見れば、日本の7不思議の1つだったようで、とても不思議そうでした「なんでないの？？」「中国の男性は行くよ。」って。
そういわれても、私にもわかりません。。。

湯先生から教えてもらった更年期障害にならないための予防方法は、ぐうの音も出ない位に基本的な内容でした。

＜規則正しい生活＞
・1日3食決まった時間に決まった量の食事をする。
・6~8時間の睡眠をとる（夜中０時までには床につくのが望ましい）。
・春と夏は1時間程度の昼寝をする。
・飲酒、喫煙は控えめに。
・激辛、脂っこいもの、消化に悪い食べ物は避ける。
・軽い運動をする（激しい運動や疲労する運動は避ける）。

規則正しい生活は体内の環境も安定させてくれるのです。すこやかなお肌作りと同じです。
当たり前すぎて、「なんだーーーー。やる気が出ない」という方には、アロマを生活に取り入れるのはいかがでしょうか？
入浴時、湯船にゼラニウムの精油を数滴たらすだけでも、気分が変わるかも知れません。
ゼラニウムの精油を使った実験では、更年期症状の不安感の軽減や髪や肌の状態に優位性が見られたそうです。
参考）論文　熊谷千津, 他 （2019） 継続的に精油の香りを纏うライフスタイルが閉経移行期の女性に与える影響. アロマテラピー学雑誌 20（1）:1-12.

ゼラニウムの精油といえば、「優(ゆう）すくらぶ 」はハッカ、ベーシック、ゼラニウムの３つの香りから選べます。
成分一覧はこちら

更年期障害の症状は個人差が大きく軽い人もいれば重い人もいます。
ネイティブアメリカンのことわざに
「Don't judge a man until you've walked two moons in his moccasins．」
その人の靴を履いて長いこと歩くまでは、ジャッジしちゃアカン！的なお話があります。
相手の立場になってみないとわからないことはたくさんありますが、更年期も分かりにくいことの一つ。
ホットフラッシュの経験のない私には、ホットフラッシュのつらさは語れませんが、更年期障害で不安になることについては少々語れます。。。

45歳からの大人思春期をどう生きるか？

日本には「婦人科」があるので、気になった時には無理せず相談に行ってみたいと思います。ちなみに、更年期の次は老年期（55～65歳）というタームに入ります。
備えあれば患いなし！規則正しい生活で体も心もお肌も変化の準備をしておくことにしましょうか。

※１） 湯忠立先生。中国遼寧中医学院大学付属病院の院長を務め、現在は薬膳レシピやYouTubeへのご出演などでご協力いただいております。
※今回の記事は、湯忠立先生の講座資料「更年期」を参考にしました。
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