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走るということ

 最近Amazonプライムで「陸王」を一気に観ました。「えっ、いまさら!?」と友人にはツッコまれてしまいましたが、めっちゃおもしろかったです!

 はい、特に今回陸王について語りたい訳ではないのですが、人類は走ることが出来たから、生き延びることが出来たという話、「ミッドウッド走法」など、陸王を観ていた方は懐かしい響きではないでしょうか?(笑)

 陸王の話はさておき、大学時代、一時期「走ること」にすごいハマっていた時期がありました。大学の仲良かった先生の一人が十種競技を専門にやられていた方で、走り方(フォーム)を教わることで明らかに足が速くなり、身体に負荷がかからないようになっていったのが、陸上を専門的に学んだことのなかった自分にとって、ひたすら面白くてどハマりしていました。

 ピッチ × ストライド

 シンプルにこれが速く走るための答えです。ピッチは地面に足が着いてから、次に足が着地するまでの時間。これが短ければ短いほど脚の回転が速いことを意味します。ストライドは歩幅。ストライドが大きければ大きいほど1歩で移動できる距離が大きいと言うことを意味します。そして基本的にこの二つは相反するもので、ピッチが速ければ速いほどストライドは短くなるし、ストライドが大きければ大きいほどピッチは遅くなります。

 いかにしてピッチを速くしながら、ストライドを大きく出来るか。その逆も然り。ストライドを大きくしながらピッチを速く出来るか。それを考え、試し、動画撮影した自分の走りを振り返り、と言うことをしてました。(ほんの半年間くらいの話ですが)

 まずピッチは脚の回転。つまり股関節がよりスムーズに動いた方が確実に有利。脚の回転なので、基本的に脚を引き上げる動作と引き下げる動作。どういう回転で脚を運べば良いか、まずはスローで再現して、それを段々とスピードアップしていく、そんなことをしていました。そして大事なのが「腕の振り」よく速く走るコツで腕の振りを指摘されること、多いと思いますが、その中でも僕は特に引く時を意識しました。骨盤のぎりぎりを通るように速く振り下ろす。そしてそのためにはこれまた肩関節が柔軟でないと十分な反動がもらえないので、走る前は肩のストレッチもよくするようになりました。

 次にストライド。これは歩幅と言いましたが、単に大股で走れば良いと言うものではなく、何より重要なのが地面から上手に反発をもらうということ。ピッチの脚の回転とも繋がるのですが、どのように地面に足を着いたらより大きな反発をもらえて、一歩が大きく出来るか。そして地面に足が着いていない宙に浮いている時間は身体を脱力させること。走り方を教わって、一番意識が変わったのがこの反発脱力ということだったかもしれません。反発を上手にもらえるとぐんぐん前に進む感じがとても気持ちの良いもでした。

 

 せっかく走るコツを学びましたので、それを試す機会として「全国統一かけっこチャレンジ」というものに参加してきました。やっぱ何かしら目標があるとモチベーションが上がりますし、何より、陸上トラックのタータンの上を全力で走るというのは、最高でした。笑



 少し話が逸れますが、自分のリスペクトする武井壮さんが言っていたトレーニングの話のひとつに、

「毎日、一日10秒でいいから全力で身体に負荷をかけてみ。でもみんなそれすらしないでしょ。」

 確かに。。巷ではいろんなダイエット法やトレーニング理論、健康作りの話が広がっていますが、めちゃめちゃシンプル、10秒間でいいから限界まで身体に負荷をかける、そしてそれを20秒、30秒と増やせばもう身体は強くなる。

 この話を聞いて一番手っ取り早いのが、やっぱ全力で走ることだなあと思いました。あのかけっこチャレンジ以来、あまり全力で走るという機会が減ってしまっていましたが、この話を聞いてからは近くの公園で「全力疾走」をしています。それを繰り返していると段々やはり、少しずつではありますが体感スピードが上がってきましたし、心肺機能もダラダラと長時間走るより向上しているように感じることが多いです。

 自分の身体は一生涯自分と付き合うもの。これを忘れずに全力疾走して、負荷をかけ、これからもいい意味で自分の身体を労ってあげていきたいなと思いました。と言う話でした。

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