こんにちは！
全日本ミニマリスト協会です。

【自分がやりたいことは何なのか】

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多くの人は、心から欲しいと思える物をわかっていない。

本当に欲しい物が何なのか、わかっていない。
目に見える物かもしれないし、目に見えない物かもしれない。

仮に目に見える何かが本当に欲しい物だったとして、果たしてそれを手に入れたから満足できるのかどうかも定かではない。

なのに、あれが欲しいこれが欲しいと追い求める、半永久的に満たされないままに次から次へと物欲のままに走り続けてしまう。

僕にとって世の中は『欲望の坩堝』に写っていて、ある意味ではその欲望が世界経済を回していると言っても過言ではありません。

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全世界の人がミニマリストになったと仮定した、経済は回るのか？

という論題がたまにありますが、そんなことを考えることさえも無駄でしょう。

だって、そんなことはあり得ないのだから。
ディベートテーマとしては非常に興味深く、とても面白い内容だと思います。
でも、それを現実にあてはめて考えるのは机上の空論。
そんなことはあり得ないのだから、考えたところで意味がないのです。

僕のようなミニマリストがお金を使わなかったとして、物欲が無くて今以上何も必要ないと思っていても、この欲望はきっと他の誰かが解消してくれます。

物を求めない生き方より、物を求める生き方をする人のほうが圧倒的に多く、物欲は人の本能に刻まれているので、ゼロにすることはできないのです。

もちろん、僕も物欲が無いとは言っても生きるために必要な物はあるのですから。

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冒頭でお伝えした、『本当に欲しい物』について掘り下げていくと、それと似たようなことで『本当にやりたいこと』もわかっていない人が多いのもまた事実なのではないでしょうか。

もし本当にやりたいことが見つかり、その目標を達成したことで満足できるかどうかもまた人によると思いますが、目標達成は物を手に入れることよりはるかに困難だと思います。

欲しい物を手に入れるために目標達成というツールがある場合もあります。
例えば事業で成功して高級車に乗るという目標があるとか。

とは言え、物を手に入れる実感より、目標を達成したその【行動】のほうが、自己満足度が高いのは自明の理ではないでしょうか。

誰もがなんでも手に入れられるこの世の中では、物を手に入れることの喜びと達成感はごくごく一瞬の喜びにしかなりません。

他人と比較されたとき、自分が手に入れた物よりはるかにグレートの高い物を持っている人は必ずどこかにいるのですから。

しかし、自分が立てた目標を達成した喜びは、自分にしか経験できない、誰とも比べることのできない価値が存在します。

5キロのダイエットを達成したとき、友達が10キロ痩せる目標とは比べないでしょう。

自己満足度をいかに高くするかは、自分の内にあるのです。

他人と比べることさえも手放してしまえば、話は早いです。

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自分が本当にやりたいことを明確にするためには、雑念を取り払い、言い訳になることを排除して、自分と向き合わなければなりません。

小さな興味関心だけを頼りに、もう少し掘り下げていくと自分がやりたいことが見えてくる可能性もあります。

本当にやりたいことが今現在見えなくなっていても、何も悪くないしそれが良いことでもありません。
そのモノサシすらも手放す。

ただ、人生を長い目で見た時、【自分が本当にやりたいこと】というのが見つかっていると、それは心の支えになることは間違いないでしょう。

向かう先の目標があるから、人は頑張れる。
車の運転も、行く先があるから向かうことができる。
タクシーも目的地があるから走ることができるのです。

必ずしも目標があることがヨシというわけではありませんが、【本当にやりたいこと】を遠ざける要因が世の中にはたくさんあります。

外的要因も内的要因も。

本当は○○に時間を使いたいのに、誰かに全然関係ないことをお願いされるとか。
または自分はこれがやってみたいと思うのに、『どうせできっこない』と、過去の自分が言ってきたりとか。

そうやって大切なことを忘れていくし、忘れさせていくのです。
でも、物事の本質はいつもシンプル。

不要で余計で雑多なことを排除すれば、より明確に自分の心と向き合うことができる。
周りは関係ない。
外的要因も関係ない。

大切なのは【自分の心】。

心の声を聞いているのはいつも自分だし、自分しか心の声は聞こえません。
その声に真っ直ぐに従うこと。

小さな興味関心の言葉を流さないこと。
大きなリスクが無ければ、興味関心の勢いのままに行動に移してみること。

思考のミニマリズムが、ここにあるのです。

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