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833 手放すと、入ってくる

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【手放すと、入ってくる】

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多くの経営者と出会う機会があり、その度に聞く言葉があります。
ほぼ誰もが同じことを言っていて、似たようなことを言っているということは多くの人にあてはまることだと僕は思っています。

それが、【手放すと、入ってくる】ということ。
【求めるなら、手放すこと】ととも表現されます。

表裏一体のようなものでしょうが、多くの人が同じこと言っています。

まるお金の勉強の側面もあるように、それなりのリターンを得たいならリスクを背負うことみたいに、投資をするからリターンを望めるということです。

ミニマリズムも同じこと。

目に見える物だけに限らず、心のゆとりや思考の空白、メンタルの安定を手に入れたいならば、その前に手放すことがたくさんあるのです。

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例えば、家の中に物がいっぱいあるはずなのにまだまだと求める人がいる。

家の中に入りきらないから、いつの間にかカーポートの下に物が積んであって車が停めれなくなったり、広いお庭だったはずのところに物を入れるためにわざわざ倉庫を作り、お庭を圧迫する。

それでも足りないから月額5000円~ぐらいで課金して、レンタル倉庫を借りてまでお金を使いながらただ物を管理する。

そうなっている人がたくさんいます。
だから、レンタル倉庫が儲かっているのです。

しかし、考えなければなりません。

物を手に入れるためにお金を使い、物を管理するために場所を使い、それらを維持するために新しい場所にお金をかけながら置く場所を確保する。
そして最後には手放すためにお金をきっと使うでしょう。

このお金の使い方が正しいのかどうかは別として、仮にそのお金を『自分の好きなコト』に使えた場合、物を管理することと自分の好きなことに使うお金のどちらが幸福度は高いでしょうか。

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さらに、物を維持管理するだけでも、何がどこにどれだけあるのかを把握しなければならず、体力も判断力も時間も奪われるでしょう。
それだけで疲れてしまうのです。

もし、これらの必要性がなく、体力も判断力もその分浮いたと考えるならば、いったいどれだけのエネルギーや時間を物に奪われているでしょうか。

日常生活においても、何か新しいことをしようと思ったら【余白】が必要になります。

24時間内にいっぱいいっぱいの予定があったら、何か新しいワクワクに応えることができないし、行動できません。
きっと急なお誘いにも対応できないでしょう。

もしそれらが無くてスケジュールにも余裕があるとしたら、新しい出会いお誘いに応えることができる。
ある意味ではそれが《手放しているからこそ、入ってくること》と捉えることもできると考えられます。

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物を溜め込めば溜め込むだけ、流れる空気は滞留します。
新しい風が入ってくることなく、入る隙間もない。
吹いていても流れることがないから、循環しない。

それでは、何も変わらないのです。

家が腐らない理由は、人が床を踏み、風が流れるからと言われているように、自身にも風が流れる余白を作っておくことが大事なのです。

そのためには、物を手放し余白を作っておくこと。
ただ物を手放すだけで、実は自分の心の中にも余白を作っています。

物に縛られることから解放され、自身の内面をもっと磨き、余白を持つことで新しい何かが入ってくる。
何事も手放すことで、なぜか入ってくるようになっているのです。

しかし、手放すことの先が見えないから恐くてできないという気持ちが出てきます。
何が入ってくるのかわかりません。

物かもしれないし、感情や思考かもしれないし、お金かもしれない。

それは手放したからこそ感じることができるものなのです。
迷ったら、手放してみましょう。
悩んだら手放してみましょう。

行動することで、次へのステップが開けてきます。

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