これは ちょっと前の話し
なぜか その日は
だいぶ早くに目が覚めた。

この数週間
色々あって体がとても疲れている。
横を見ると
彼の姿がない。

「あ～... 今日もそのままカウチで寝たんだな」

良くなって来ているようだが
１週間前から
彼の腰痛が悪化。

昨晩
「ちょっと横になる」
と言ってカウチで休んでいたが
そのまま寝落ちしたのだろう。

よくあることなので
気にせず再び眠ろうと
ウトウトし始めた時

ガタガタガタ 

バタバタバタ ドンドン!!

１階から騒がしい音がした。

半眠りの状態なので
彼が起きてんだ..

それとも

猫達が悪さをして 走り回ってるのかな...

等と平和的なイメージをしていた
数秒後
焦げたような臭いがして 飛び起きた。

火事か！？

急いで 部屋を出て
吹き抜けになった2階の階段から
1階を見ると
彼は起きていて

一生懸命に
何かをはたいている。
ってか スッゴイ コゲかじゃー。(コゲ臭い)

きっと何か作って
焦がしたので
急いで窓を開け回った音が
さっきの 大きな音だったのだろう。

見た感じ
彼が
めちゃくちゃ 焦ってる様子もないので
一旦 トイレへ行く。
ようを済ませ
手を洗っていた時
警報器がなり始めた。

あら大変。

近所迷惑になっちゃう。

再び1階を見下ろすと
アラームがなってる煙センサーの前で
一心不乱に
パタパタと タオルを扇ぎ
臭いを飛ばしてる
彼がいた

「起こしてしまってごめんね。こっちは大丈夫だから、眠っていいよ」

いや...

スッゴイ焦ってるじゃん…
腰痛悪化のあなたを残して
寝れんでしょ
流石に…

見れば
警報音を止めた後
玄関のドアを開け閉めして
一生懸命 煙を外に出しているが
リビングのスライドドアは
少ししか開いてない

もっと開けんかいっ!!!

こんな時
防犯を気にしてる場合じゃないじゃろ!

そうこうしてると
再び 警報音が鳴る。

彼は
凄い早さで
センサーの元へ戻り
煙を散らせて
警報音を止める。

煙って言っても
コゲ臭いが正解かな。

モクモクしてたわけではない。

ってか you 動きスッゴイ スムーズじゃねー!?

「本当にごめんね 起こしてしまって。でも 見て、腰はかなりいい。普通に動ける」

そんな感じね。
でもね
気が立ってるから
気付かないと言うこともある。
Do u know?

とにもかくにも 何を焦がしてこんなに臭いん？

….ラムじゃ。

こやつ
朝5時前から
ラム肉調理しておった。

…別にいいんだけどね。

あたしゃー
ラム肉食べきれないから
あなたが食べたい時に食べればいい。

しかし、明け方の警報音は ちと しんどいの～

でも.. 私にも
同じような経験がある。
今回は 火事ではないので
警報器にタオルをかけ
臭いを感知しないようにすれば
アラームが鳴るという
ストレスは取り除ける。

数年前…  夜中に
一人でロールキャベツを作って
焦げ目を付ける作業で
煙が充満し
警報器が鳴らないように
全ての窓
ドアを開けた後
警報器をしばらくバスタオルで押さえてたな～

警報器に
「大丈夫だよー 気のせいだよー。仕事しなくていいよー」
って話しかけながら。

あの時はアパートだったから
本当に一人で焦ったな～

やしが(だけど)
あの経験があったから
今回
お祭り騒ぎのように
行ったり来たりしている彼を見て
落ち着いて指示を出せる自分がいる。

何事も経験ですね。

美味しそうに
焼き上がっているラム肉を確認した後
私は再び眠りにつきました。

後日
友人にこの話をしたら
警報器をoffにすればよかったのに
っと ごもっともな意見を頂いた

そうね..
それが 一番スマートだね
警報器に話しかけなくてもいいし…

見て
聞いて
やってみて
後に それは
自分のスキルや知識になっていく

今回
それを再確認できた 出来事だった。

最後まで
読んで頂きありがとうございます