読了『きみがつくるきみがみつける社会のトリセツ』

クラウドファンディングでもお話の場に呼んでいただいたり、応援していた『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』、読みました。

一番心に響いたのは、第2章の『友だちのトリセツ』

稲葉麻由美さんの書かれた『子どもの頃、本当の友だちがいないと思ってた』から始まり、舟之川聖子さんの書かれた『友だち関係は変わる、終わる、そして物とも友情を結ぼう』、高橋ライチさんの『一人の時期があってもいい』まで、この流れが優しくてとても好きでした。(3人の共著なのです。)

いまは大人になって好きな人と好きなように付き合っていて、友だち関係で悩むことがなくなっているけれど、学生時代、どれだけ友だちの問題で悩んでいたっけと思い出しました。どれだけ気持ちの大きな部分を占めていたっけ、と。

10代の大切な友人にもプレゼントしたのですが、"友だちのところ、よかったよね!"と送ったら、"今読んでるよ、すごくいい"って返ってきました。
友だちのことで一番悩んでるのを知っているので、彼女の胸にもこの優しさが届いてるのだと思うと嬉しく思いました。

もちろん、他の、性と生のトリセツ、怒りのトリセツ、シチズンシップのトリセツ等など、数え上げればきりがないのだけれど、一番のお気に入りは友だちのトリセツだなって思っています。

それから、私は最初にシチズンシップのトリセツ(←こちらも特にオススメ✨)を読みました。はじめから一つずつ読み進めるのではなく(それもいいですが)、『はじめに』にも書かれているように、好きなところから読む、必要だと思ったところから読む、そんな読み方もいいと思います。特に若い人が最初から読もうとすると、ちょっとお腹いっぱいに感じることもあるかな。(最初そうしようとして挫折しかけた、と先の友人↑談)

各章にある本と映画の紹介もとってもオススメ。読んだ本や好きな映画がたくさんあって嬉しくなったり、未読未見のものはこれから少しずつ、と思っています。

素敵な本を届けて下さり、ありがとうございました。

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