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怪談 ダイビング

今回の怪談は、川上ダムのダムカード取得時の際に職員の方から"怪談の噺になるのでは?"と教えて頂いたある川上ダムの近くにある曰く付きの橋について取り上げたいと思う。

橋から眺める川上ダム

因みに地元の人間なら有名な心霊スポットの一つのようで、心霊スポットとしての知名度はマイナーである。そのため、ゆっくり心霊検証したい方にはうってつけの場所だろう。

その橋の名前は…。

かなめいしおおはし
要石大橋の案内板
お供えの花が手向けられている
橋には高い柵が設けられている

具体的な心霊の噂や怪異譚がないために心霊スポットのリストの一つとして浮上しなかった可能性が考えられるが、では何故地元の方は心霊スポットだと云うには理由がある。

それは、高い柵が設けられた理由が物語っている。

仮にもし高い柵がなく、供物の花や飲料がある状態ならば事故があったと思うだろう。しかし、事故だけならば柵を車が乗り越えることが出来ないような高さに設定すれば良いだけであり、わざわざ景観を損ねてまで高い柵を設ける理由は存在しない。

事故ではないのなら、答えは何か?

要石大橋を全体的に撮影

答え 未遂等も含め投身自殺が後を絶たないため

ブログではあるが、下記のリンク先が参考になる。

要石大橋は長さ177m、高さ56mもある非常に景色を満喫するには最高の場所といっていいが高さが56mもあるために、此処で身投げしたら一発で死ねるとという事から自殺志願者が集まる結果になり、自殺の名所を作り出してしまう結果となってしまった。

高さ56mといえば、想定がつかないと思われるので分かり易く説明しよう。

例えばビルの一階の平均的な高さは3mが一般的なので、高さ56mの要石大橋から身を投げた場合はおおよそだが18階建てか19階建てのビルから身を投げたと同じことである。つまり、飛び降りて生き残ったとしても後々障害が残ることは避けられない。

前深瀬川のプレート

調べてみたら分かったことだが、川上ダムの建設に伴う県道の付替工事のために、要石大橋の高さも上がったのだと推察できる。

要石大橋の中央付近にて
柵を覗いてみた
落ちたら命の保証はない

少なくともこの地点で身投げをしたら…。

全身骨折(=複雑骨折)により原型を止めない形になることは予想できる。死ぬのは一瞬だろうが命尽きるまでに味わう苦しみは想像し難い。

だからこそ、一発で死ねると思っていたから亡くなるまでに味わう苦しみが分かっていないために亡くなられた後もなお御霊となり現れやすいというのは亡くなるまでの後悔があるからである。

橋を渡り切った先にて

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【怪談 ダイビング】

心霊の怪異譚や噂はないが、ばけたんの検証のために川上ダムの管理事務所の職員の方から教えて頂いた要石大橋で撮影をすることにした。

夕焼けの要石大橋

川上ダムに向うまでに要石大橋を通過して川上ダムへ向かったが、要石大橋を走行中にふとどうしてこんなに高い防護柵が設置されているのかと気になった際に実際に御霊を見た訳では無いが妙な違和感を感じた。その時に"何かあるな"と勘づいたのは事実だったが、実際に川上ダムの管理事務所の職員の方から私が所持しているばけたんが反応するのでは?と伺うとやはりかと思ったのが最初の印象だった。

そこで、ばけたんの反応がどうのこうのよりも、実際に歩いてみてどうなのかということを撮影しながら検証していたら…。

トラックを運転中のク⭕ネコヤ⭕トの配達員が歩道を撮影しながら歩いている私を自殺志願者だと思い込んだのか、運転席から身を投げ出し心配そうに此方を見てきたので違うと合図を送った。一歩間違えれば通報の憂き目にあいそうになった。

いや、志願者じゃねぇしm(_ _;)m

まあ警察じゃないから良しとしよう。

歩道より対岸を撮影

一つ余談になるが、下記のような噺がある。

私は実際に心霊スポットでパトロール中の警察と遭遇したことはないが、心霊スポットでの心霊検証を単独で行うあるYoutuberさんが撮影中に警察のパトロールと遭遇し志願者だと思われ職質を受けたらしいのだが、まあ幽霊なんかよりも自殺があった場所で警戒する警察のほうがぶっちゃけた話怖い。

警察の職質は逃げ出したりしたら公務執行妨害或いは威力業務妨害等の軽犯罪で逮捕されることになるので、逃げ出さず職質を受けるしかないのだが、此処で警察から貴重な情報を手に入れることが否かは警察次第。中には訊ねても情報提供すらしないパターンもあるため、そこで突っ込んだ質問が出来るかどうかになってくるのだろう。

幸い、私の場合は心霊スポットに行った際に通りすがるパトカーを見たか或いは心霊スポットに行くまでにパトカーとすれ違ったぐらいしかないため、あくまで参考にして頂きたい。

要石大橋より撮影

余談を挟む形になったが、噺の続き。

行き交う車にも気を遣いながら、また此処にいるだけでもスマホのバッテリーが異常な減り具合を見せると、橋を渡り切った先にて黒っぽいスウェット姿の恐らく男性だと思われる方が中腰になりながら道路を急ぎ足で渡ると右脇の茂みの中に入り込んだまま出てこない。

当初は野生動物かと思ったが、野生動物ならば茂みを歩き続ける音がするが、男性だと入ったと同時に茂みから音が一切しない。つまり、音を一切出すことなく茂みに入ることは野生動物には不可能なわけで、その時点で"此の世のものではない"と解った。

要石大橋の中腹部より対岸を撮影

男性の御霊が現れたと気付き、すぐさま対岸にヒントになるものがあるかどうか撮影をすることにしたが、現れたと認識してからの目立つような異常はピタッと止まるとその後は何事もなかったかのように平穏な時間が続くと新たな異常事態に見舞われる。

歩道を歩いていて、写真を撮影していたら柵越しに若い20代ぐらいの女性に背後から覗かれていることに気付いた瞬間に防護柵から"カーンッ"と叩くような音が聞こえてきたので振り返ると何もなかった。

そのときに抵抗されたのかと思ったりもしたが考えついた答えは、女性は私に対して助けてほしいと訴えてきたのかもしれない。仮に悪意のある御霊ならば最初から攻撃的な姿勢を露にしてもおかしくないが、現れた女性の御霊には私が気づいてほしいことを望んでいるようにも感じた。

つまり、助けてというサインを出したのかな?という事ならば、まだまだこの場には昇天したくても生前に遺した闇が根深いためにあちらの世界に逝きたくても逝けない方々がいることになる。

要石大橋の往復を繰り返し
湾曲した痕跡がある防護柵
歩道より対岸を撮影
歩道の照明は暗くなるまでに点灯する
要石大橋より眺めた光景
平成15年10月と明記されたプレート
後ろを振り返る

撮影してから40分が経過した頃だった。スマホのバッテリーもそろそろないため、これ以上の撮影が困難と判断し、撮影を終了し帰路につこうとした。

そんなときだった。

車通りが少なくなると同時に道路に12人か15人程は居ただろうか。帰ろうとしている私を見て寂しそうな表情を浮かべながら複数の男女が柵から這い上がると車を停めていたスペースまで戻ってきて改めて振り返るとそこには何もなかった。

ほんの一瞬だった。

気づいてくれただけで嬉しかったのか。

私は此処に居る御霊達に悪意性はないと感じたと同時に手を合わせ追悼の意を捧げてから要石大橋を後にした。

あの橋には今も亡くなってから苦しむ方々が彷徨っているのならば、自殺された方々の御霊を通して改めて学習したことは"誰かに相談することの大切さ"は勿論だが、人間の鬱ってのは衝動的なものである。自分自身に嫌気がさし、溜まりに溜まった鬱憤を発散することが出来ない結果が思いがけない行動になってしまう。そんなときは鏡を見てほしい。

鏡に写る自分自身を見て冷静になり、何をするべきかを自問自答しても出て来ぬ答えならば誰かに相談すべき、出来ないならば相談口となる連絡先へ連絡し少しでも抱え込まない努力をするべきだ。

月が出てきそうな空
月が出てきた
拡大して撮影

カメラだと限界があるが、このときに見た月の美しさは違った。月ってこんなに近いのかって思うほど綺麗に輝いていた。

反対側は太陽がやっと沈んだという感じだ
撮影しているうちに月が上ってきた

こんな感じで怪談を締めくくりたいと思う。

生きていて何処か途中で絶望してしまいゴールの見えないトンネルに入ってしまうことは多々あるだろうが、どうか前向きに考えてほしい。神様は越えられない試練は決して与えない、与えられるからこそ強くなるべきであり、乗り越えられない試練は決して存在しない。だからこそ、マイナスに考えすぎないでほしい事を切実に願いやまない。

【怪談 ダイビング 終了】

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因みに要石大橋を横から見るとこんな感じの光景が広がっている。

川上ダム方向
名張市方向

木々が生い茂りクッションになるだろうと思われがちだが、高さのある場所から落下すると圧がかかるために当然ながら一直線に地面に叩き付けられることになるため、意識がありながら亡くなるまでに悶え苦しむだろう。

最後にばけたんWARASHIの結果。

通常示す緑点滅

うちの社長は善い人だよ、とのことだ。

こんな場所で会社の勧誘かよΣ(・∀・;)

通常示す緑点滅

静かだねぇ、と話している。

そうだね~と言って終わり。

ばけたん検証の結果は通常示す緑点滅であったが車通りが少なくなる時間帯ともなればまた結果が変わる可能性があり、人目があるからこその結果ならばばけたんも通常だと判断した可能性もあるため、その辺りは再検証が必要とみている。

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