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北欧のカルチャーを日本の組織・地域運営にインストールしたい

僕(たち)は北欧のカルチャーやマネジメントを日本の組織に実装したいと本気で考え行動しています。

その背景には僕が新人の頃、仕事でスウェーデン(マルメ)デンマーク(コペンハーゲン)で過ごした原体験、および日本の組織文化に対して感じた違和感があります。
その時感じた違和感は僕の書籍『チームの生産性をあげる。』(ダイヤモンド社)のあとがきに綴りましたが、一言でいうと「日本人、損してる!」です。

僕が北欧に感じている魅力は、国籍や属性が異なる人と共創・協働している(おかげで日本人の僕も一緒に良い仕事が出来ました)、多様性が尊重されている個がリスペクトされている長時間労働が強制されない余白を大切にする健全な対話ができる健全な議論ができる自然と触れ合う時間や空間を大切にするシンプルさを重んじるノリがパリピすぎない(→僕にとって地味に重要(笑))などたくさんあります。
(北欧以外の国々もいくつか経験しましたが、「んー、なんか違うな」と思いました)

今の日本の組織や社会が見失ってしまっているもの、「生きにくさ」の裏返しにあるものが北欧文化や慣習には数多く見出すことが出来、僕はそんな北欧文化の良いところに名前をつけつつ日本の組織や社会に部分的にでもインストールしていきたいと思っています。

とはいえ北欧を美化するつもりも、こじつけで北欧ナイズするつもりもありません

思い返してみると、大半は「これが理想」と僕(たち)が感じた環境や要素を言語化していき、なおかつ最近になって再び北欧について勉強したらたまたま北欧の考え方と合致した(と分かった)のが正直なところです。

僕たちの本業である組織開発活動のポリシー/ストーリー/各種コンテンツでは、「越境」「共創」「対話」「中長期視点」「ダイバーシティ」「リスぺクティング行動」「エンパワーメント」「ブランドマネジメント」「キャリア自律」「デジタルワークシフト」「体験資産(経営)」などをキーワードに掲げ重視していますが、これらはいずれも北欧各国の考え方やカルチャーと重なる部分です。

これらのキーワードおよび体系は僕が北欧に影響されて紡いだものではなく、これまで僕たちが400以上の日本の企業や行政のリアルと向きあい、「足りていない」「ここから育んでいきたい」と思ったものを研ぎ澄ませた結果にすぎません。

日本の組織や地域の良さを生かしつつ、北欧の文化や習慣をインストールする。その考え方に共感する人たちを見つけ、一緒に新しい景色や、組織運営・地域運営の新たな勝ちパターンを創っていきたいです。僕たちのコンテンツにも、北欧のよきエッセンスをさらに(意識的に)注入していきたいと思います。

景色が変われば、組織は変わる

景色変えて行きましょう!

以下は僕が最近読んだ北欧関連の著書です(ここ3ヶ月だけで10冊以上読んでいます)。そしてかれこれ10年近く北欧に行っていないので、そろそろ(久々に)北欧に行きたいとも考えています。