青と緑に分かれた空を
鳥が飛んでいく
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橙色に溶けていく空を
鳥が飛んでいく
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その境目を越えるとき
鳥は何か思うのだろうか
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ああ今日が終わると
鳥は思うのだろうか
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境を作り境を越える
それにとらわれることなく
羽ばたく世界を夢みる
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認識を作り認識にとらわれる
雁字がらめの自分を厭う
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鳥はきっと
ただ染まるのだ
空の色に
海の香に
陸の風に
ただ染まって羽ばたくのだ