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「重い」「軽い」ってどういうこと?

雨とランプの詩人美容師の大塚です。

どんなお店と思った方は、こちらから

美容室でのカウンセリングで「今日は軽くしてみましょうか」「今回は重くしてみますね」など、と言われた経験はないでしょうか?

「軽く」「重く」「明るく」「暗く」「しっとり」「さらり」などなど、この言葉を美容師側とお客様側とては、会話では共有しているようで、実際はどうなのか、疑わしいところですよね。

これらの言葉の定義はどこにあるのか、それを今回は考えていきたいと思います。

髪が「軽い」「重たい」は実際のグラム数のことを指しているのではなく、実際に見たとき、触ったときの感想の方を指すことが多いです。

ここで重要なのは、基準と私感なのだと美容室で働いていて感じます。

基準は美容師側の基準です。毎日多くのお客様の髪の状態=情報を得ていますので、平均的にこのヘアスタイルが「軽い」、このヘアスタイルが「重い」と、お伝えすることは可能です。

次に私感は、お客様自身の感覚のことです。いくら美容師が「軽い」と言ってもお客様自身が「重たい」と感じるのであれば、そのヘアスタイルは「軽い」という認識になってしまいます。

その違いが生まれることで、カウンセリングで目標となるヘアスタイルの共有がなかなか難しくなっていくのでしょう。

基準と私感。これを組み合わせて、理想的なヘアスタイルの共有ができたら一番理想なのだと感じます。「重たい」スタイルにしたいと持ってきた写真が、一般的な基準としては「軽」かった場合、美容師は基準を伝えるのも一つの仕事だと思います。そして、私感を否定することではなく、その私感に添わせることが重要なのだと思います。私の場合ですが、ヘアスタイルを一緒に見ながら「これは重たいですか?」と確認することは多いです。それぞれに私感があり、それぞれの基準もあるのです。そこに寄り添って理想のヘアスタイルに近づけるのも美容師の技術なのではないでしょうか。

また、雨とランプでは、LINEやSNSで、なりたい髪型をあらかじめ文章や写真で教えてもらう予約の方法も考えています。

口頭での髪型を説明するのって、苦手な方も多いのでは?と思うからです。

お客様の私感に丁寧に寄り添えるよう、努力していきます。


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