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世界で一番高い14の山を7ヶ月で登った男。

Netflixで凄いドキュメンタリーを見た。7ヶ月で8000M級14座に登頂したネパール人登山家ニルマル・プルジャさんの話。1986年に同じ快挙を成し遂げた登山家はいたが、それには7年を要した。


標高8000Mからはデスゾーンと呼ばれていて、酸素が非常に薄い。1つの山のサミットに辿り着くのだって生きて帰れる確率は50%とも言われる。自分ひとりの技術だけでどうにかなるものでもない。チームのコンディション、天候の条件、現地の規制、ロジスティック、色んなものがクリアでないと山頂には辿り着けない。それでも彼は厳選したチームと伴に2週間で一つの山を登ってしまう。政府が山をクローズすることもあるので、時には下山して36時間後に次のに登るとかある。


「えっ?」 でしょ?


おかしいでしょ?エベレストとかK2 とか、一つ登るだけで2時間ドキュメンタリーでしょう、普通。14て。。。。気候の変化などの個人の力ではどうにもできそうにない要因もありそうだが、彼のチームは登るのがとにかく速い。普通は途中のキャンプで一晩休憩したりするとこを、ノンストップで登りつめる。そこが他のチームとの大きな違いかもしれない。彼は10年間特殊部隊の兵士として働いた経緯もあって、並外れた強靭な肉体と精神力の持ち主なのだ。


こういう偉業を成し遂げられる人って、絶大な「恐怖心の管理能力」と「冷静な判断能力」が共存しているはずだと思う。恐怖心がないはずはない。死に直面して恐怖を感じない人はいない。けれども、若い頃から少しづつ自分の限界に挑戦して失敗と成功の経験を積んだことが、絶対的な自分への自信につながってチームや周囲の人を動かす原動力になっている。必ずできると信じるリーダーの牽引力っていうのは本当にすごい。意識が現実を作るっていうのは、本当だと思う。6分間息を止めたり、むちゃくちゃなスタントをやる俳優トム・クルーズも、意識が現実を作ってる人だよね。一般的には無理だという境界線を体とメンタルの訓練で超えちゃう。そう考えると、心の強さと体の強さは切っても切り離せないものだなあと思う。


だから、今日も運動をする。心を強くしたいので体を動かす。無駄に考える時間をできるだけ行動に使う。色々な不安症があるけれども、とりあえず行動する。すると必ず何かが変わっていく。結局のとこ、経験を少しづつ積んでいくしかないんだ。

Netflix 「ニルマル・プルジャ不可能を可能にした登山家(原題:14 Peaks: Nothing Is Impossible)」

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