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がんばって休む。怖くても休む。

今回の帰省もいつもと同様リュックにはノートPC、スーツケースには仕事や勉強のための資料をいくつか詰めてきた。
仕事はセーブするがそのぶん自己投資をしようとあれこれ画策した結果だ。
しかし今のところ使用しているのはノートPC程度である。

「いろいろ持ってきたけど結局使わなかったよね」というのは、わりと一般的な現象だと思うけれども、今回は意識的に使わないように途中からシフトした。

∽∽∽

暦上のGWまっただなかから風邪の症状が出はじめた。
喉の違和感、鼻水、咳、たん、くしゃみと症状オールスターが日替わりで登板してくる。…なお検温は一度もしていないので、発熱さんの出番があったかどうかはわからない。

…だるい。
文字通り体はだるいし、体がだるいからか難しいことを考えるのもだるい。
これはきっと、体も頭も休ませろとの思し召しだ。

今までに「休む!」といってちゃんと休めたことは、どれぐらいあるだろうか。イベントに参加するために1日休んだことはあるが、とくにイベントもないのに休むなんて。
やらなきゃいけないことが多くて休んでなんていられないし、そもそも休むのが怖かった。
業界・社会の流れに乗り遅れそうで。
断ったら二度と仕事が来なくなりそうで。
行動が途切れたらやる気も途切れ、再開できなくなりそうで。

「これを勉強したい」はいつの間にか「これを勉強しなきゃ」に。
「あれを進めたい」はいつの間にか「あれを進めなきゃ」に。
インプットしなきゃ、勉強会に出なきゃ、この記事を読まなきゃ、あのニュースをチェックしなきゃ、スケジュールがきつくても引き受けなきゃ、掃除洗濯家事もしなきゃ…。
「したい」との希望はいつしか義務感にすり替わってしまっていた。
…なんちゃって義務感。

実家に帰ってきていること、風邪っぴきも休むための追い風に変えてしまえ。
…ということで、ニセモノの義務感で取り組んでいたことのほとんどをいったん中止して、最低限の運転に切り替えてみた。

やらなくても、どうってことない。
やらなくても世界はいつもどおりまわっていくし、やらなくても不安にはならないし、やらなくてもふつうに生きていける。
なんなら、すごく気が楽だ。

今までどれだけの不要な義務感を積んで走ってきたのか体感できた。不要不急の荷物を投げ捨ててみたら胸の奥にスペースが生まれて、鼻は詰まっているものの息をたっぷり吸えるようになった気がする。

∽∽∽

思えば、本当にやらなきゃいけないことなんて実はとても少ないのだと思う。

今だけは純粋な「やりたい」に従おう。
とりあえず、しっかり体を回復させよう。
自宅に戻るのも延期だ。
わたしがいなくたって、夫はふつうに生活できるのだから。
自宅に戻らなきゃいけないということもない。

いつもの調子でつい予定を詰めてしまう点にも気をつける。
夜や休日の「オンライン◯◯」はまずセーブするし、必要に応じて仕事もさらにセーブする。

風邪のウイルスとともに、なんちゃって義務感も飛んでいくといい。
気持ちははやるが、焦らずじっくり。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが最近「休んでいること」はなんですか?

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